6月25日の朝日新聞に「介護職員38万人不足」という見出しの記事がありました。厚生労働省が同24日発表した推計によると、「団塊の世代」がすべて75歳になる2025年度において、全国で不足する介護職員が38万人不足する、という内容でした。
記事によると、「介護職員は年々増えているが、いまのままでは介護サービスの需要増加に追いつかない」とのことで、2025年度における必要数252万9743人に対し、37万7364人が不足するという推計が、各都道府県の推計を積み上げた結果として示されていました。
この中で宮崎県については、2025年度において必要な介護職員2万4852人に対し、不足数は4324人だそうです。今年6月1日現在における宮崎県の推計人口と比較すると、この不足する介護職員の数を下回る市町村は5つありますから、本県においても介護職員の不足問題が、いかに深刻かということがうかがわれます。
このような状況に鑑み、当協会におきましても高校生など若い人たちを対象にした、将来における介護の担い手育成を目的とした活動を計画中です。また、介護の質の向上をはかるべく、協会の各研究部会主催による研修会は、老健職員以外の方々にも広く門戸を開き、無料で開催しているところです。さらにその内容もできるだけ詳しく協会ホームページで紹介しています。
これらに関する情報は、このホームページおよび協会フェイスブック(https://www.facebook.com/miyazakiroken)でお知らせしていきますので、今後とも引き続き閲覧および活用くださいますようお願いいたします。