2016年 11月

HIV/エイズの正しい知識学びました(看護・介護部会:その1)

(公社)宮崎県老人保健施設協会看護・介護研究部会は10月29日、宮崎市のJA・アズム別館で研修会を開きました。60名が参加し、感染予防対策について学びました。img_8522

今回の研修会では感染症のうち、特にHIV(ヒト免疫不全ウイルス)およびAIDS(エイズ:後天性免疫不全症候群)に重点がおかれました。開会にあたり同部会の上村久美子委員長は「高齢者施設ではHIVやエイズはまだ身近に感じないかもしれません。しかし高齢化が進んでいる我が国や宮崎県の現状、そしてHIVやエイズの患者さんが増加していることを考えると、今のうちから正しい知識を持って対応できるようにしていかないといけないと思い今回の研修会を企画しました。受講者の皆さんは今日の研修会の内容を各施設に持ち帰り、倫理的な配慮も十分考えた上での対策マニュアルなどの検討をしていただけたらいいと思います」と挨拶しました。img_8516

講師は県立宮崎病院の院長、菊池 郁夫先生にお越しいただきました。菊池先生は昭和52年九州大学医学部を卒業。同59年東京医科歯科大大学院を修了され、九州大学生体防御研究所助手、米国City of Hope研究所研究員、県立宮崎病院内科医長、同病院副院長などを経て、平成27年から同院長を務められています。この日は大変お忙しい中を縫って講師を引き受けてくださいました。img_8547

研修会では感染症の定義にはじまり、感染症の分類、予防・ワクチン・標準予防策、そして各論、という流れで進められました。前半は高齢者の主な感染症である肺炎や尿路感染、そしてノロウイルスやインフルエンザなどの概要に触れた上で、院内感染防止策とし標準予防策と感染経路別予防策などの大切さについて説明がありました。また肝炎については肝臓の働き、肝臓が悪くなる経過、肝炎ウイルスの種類、そのうち我が国で重要なA、B、C型の肝炎ウイルスの特徴と感染経路、予防と治療法などについて学びました。img_8558

(つづく)

あと11日!第13回研究大会

早いものでもう11月になりました。平成28年も残り2ヶ月となったわけです。

%e3%81%82%e3%81%a811%e6%97%a511月12日(土)、宮崎観光ホテルで開催する「第13回 公益社団法人 宮崎県老人保健施設協会 研究大会」まであと11日となりました。

今回の大会テーマは「地域の『ひなた』になろう」、そしてサブテーマは「老健に求められているものとは」です。2025年問題、在宅復帰支援強化、維持期リハビリテーションの資質向上など、老健に求められる役割が重要かつ多様化する中、地域包括ケアの拠点として地域にアピールできる老健施設のありかたについて、講演や研究発表などを通じて考え、実る有る大会にして参りたいと、関係者一同準備にあたっているところです。

これから本大会に関する諸情報を随時掲載して参る予定ですのでご参照下さいますようお願い申し上げます。

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