栄養教室開きました(その1)
(会場となった都城市コミュニティセンター)
県内各地区の持ち回りで開催しているこの高齢者教室、今回は県西地区が担当。老健やグループホーム、訪問介護など、日頃高齢者の食事に携わる26人が受講しました。当日は同地区の会員施設の栄養士12人が朝早くから準備に当たりました。
(朝早くから準備にかかるスタッフの皆さん)
はじめに、「高齢者ソフト食について」と題し、潤和会記念病院の管理栄養士、納富祥子さんの講話がありました。「加齢に伴い、味覚や噛む力が衰え、喉の渇に鈍くなったり唾液の分泌量が減って、飲み込む力が弱くなる」と切り出した納富さん。「それにより摂食・嚥下障害が起こると、低栄養や脱水、誤嚥、窒息などを引き起こし、食事も楽しくなくなる」と指摘しました。
(資料を用いてわかりやすく話す納富さん)
これに対し、高齢者ソフト食は(1)しっかりとした形があり、(2)口に取り込みやすく(適正なサイズ)、(3)咀嚼しやすく(適正な固さ)、(4)まとまりやすく(食塊形成のしやすさ)、(5)移送しやすく(適正なすべりをもつ食塊)、(6)飲み込みやすい(適正な嚥下スピード)・・・などの特徴があり、それらの問題を解決できると説明。受講者は身を乗り出して聞き入っていました。
(安全で美味しく楽しい食事を提供しようと真剣に聞き入っていました)
(続く)
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