開催しました!「九州大会inみやざき」(その3)

2024年7月26日|

 大会には関係機関等から御多忙の合間を縫ってご来賓としてご隣席賜りました。

 

東 憲太郎会長

 来賓挨拶ではまず公益社団法人全国老人保健施設協会の東憲太郎会長がマイク前に立ちました。「私は実は宮崎生まれでして、中学校を卒業するまで宮崎にいました。ですから宮崎は非情に思い入れの深い地です。久し振りに宮崎に帰って来られて感無量です。今回の同時改定において、介護報酬はプラス改定となり、その中で頑張っている老健にはかなり手厚くしていただいたつもりです。ただし、稼働率が上がらないという問題があります。年度のかつては空床があるなど考えられなかった特養に、現在は空床があります。介護医療院やサ高住や有料老人ホーム、そしてグループホームなどの終生施設は乱立し飽和状態にあります。しかし私達老健施設はそういう終生施設の争いに巻き込まれるようなことがあってはならないと思っています。老健は在宅支援施設ですので、在宅の要介護高齢者をしっかりサポートしていく、在宅要介護高齢者にとって、本当に助かる存在、利便性が高く『老健があるから在宅生活が成り立つ』と言っていただけるような存在になれば決して老健の稼働率が下がることはないと信じています。そのためにはみなさんも、地元の医療機関等への働きかけがないといけないと思います。全職員が一致団結して医療機関等への働きかけ、営業をしてほしいと思います」と大会の成功と今後の会員老健施設の取り組み強化へエールをおくっていただきました。

河野俊嗣知事

 続いて河野俊嗣宮崎県知事よりお言葉を頂きました。「皆様には介護の現場の第一線で支えていただいていることに深く敬意を表し、また感謝を申し上げます」と切り出した上で新型コロナウイルス感染症への対応、南海トラフ巨大地震等の防災への備え、そして介護人材確保対策や外国人介護人材の受け入れなどといった問題に言及。「しっかりとこういった課題を見据えながら、ひとつひとつを克服し、これからますます進む高齢社会において、福祉や介護を考えていかなくてはなりません。老健は医療と介護の両方を担いながら高齢者と地域をつなぐ重要な施設であろうと思います。九州各県の現場の皆様が交流を深めながら実りある大会となることを祈念しています」と会場に訴えました。

そして挨拶の締めくくりに、「宮崎の強みについて『5つの“S”という表現で県外の方に紹介しています。『食』『スポーツ』『自然』『森林資源』『神話』の5つです。そんな宮崎を堪能してください。この大会の開催にご尽力くださいました全ての方に心から感謝を申し上げ、そして県外からお越しになっている皆様に心から歓迎を申し上げます」と会場を埋めた参加者に笑顔で語りかけました。

(つづく)

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