公益社団法人全国老人保健施設協会(全老健)が募集している機関誌『老健』の表紙写真の応募締切は令和6年12月23日(月)までです。
この写真は全老健機関誌『老健』の2025年4月号~2026年3月号の表紙を飾るもの。写真のテーマは「老健施設の日常」です。
公益社団法人全国老人保健施設協会(全老健)が募集している機関誌『老健』の表紙写真の応募締切は令和6年12月23日(月)までです。
この写真は全老健機関誌『老健』の2025年4月号~2026年3月号の表紙を飾るもの。写真のテーマは「老健施設の日常」です。
(公社)全国老人保健施設協会(全老健)主催の「2024年度第2回認知症短期集中リハビリテーション研修(医師対象)(Webによる研修)」は現在申し込みを受け付け中です。
この研修会は「老健施設等において『認知症短期集中リハビリテーション加算』を算定するために必要となる研修会」。Webにより開催され、令和7年1月6日(月)から令和6年1月31日(金)まで視聴が可能です。
申し込みは2024年12月23日(月)までとなっています。詳しくはこちらをご覧の上、期日までにお手続き下さいますようお願いいたします。
宮崎県が介護の魅力に関する情報を発信するテレビ番組「KAIGOへGO!」の『season7』が11月13日からスタートしました。 MRT宮崎放送で毎週水曜19時55分から5分間放送される「KAIGOへGO!」。好評につき今回で7シーズン目を迎えました。今回は「介護の現場でキラキラ輝く介護職員」を紹介する内容で、11月13日からスタートし、全8回の放送予定となっています。 またこれまで放送されたseason1からseason6の各シリーズ、および放送済みのseason7も、インターネットで動画配信されていますので、こちらから是非ご視聴ください。
宮崎県福祉保健部長寿介護課ホームページに「令和6年度介護保険事業所に対する集団指導』を実施します。」が掲載されています。
この集団指導は「『介護保険施設等指導監督について』(平成18年10月23日付け厚生労働省老健局通知)に基づき、介護サービス事業所を対象に適正な介護保険事業の運営を目的」として実施されるもの。対象サービスは県指定の居宅サービス(みなし指定を含む)です。
受講および電子申請システムによる報告は令和7年2月14日(金)までとなっています。
看護・介護研究部会が11月9日(土)JAアズム別館3階302研修室で開いた第2回の研修会「生産性向上の取組み」。最後にグループワークがありました。
6つのグループに分かれた受講者は、自己紹介に続き、生産性向上に関する各施設での取り組み状況や、今後予定されている取り組みおよび取り組みたいこと、また介護ロボット、業務の改善や削減、介護助手の導入などについて発言。グループ間で意見を交わし合う中で情報を共有し、問題点の洗い出しや打開策の発見をするなど、大変有意義なグループワークとなりました。
最後に司会進行役の黒木慎一さん(ひむか苑)が、この日の研修会での学びを持ち帰るとともに、それぞれの施設における生産性向上に活用することを再度呼びかけ、閉会となりました。
(終わり)
講義と合わせ、ユニ・チャーム株式会社の商品展示と説明会も行われました。
適正な紙おむつ使用によるコスト削減、現場のゆとり創出、そして利用者のQOL向上をについて、事務側、現場側の職員皆で考え、取り組んでいくことの重要性を教わった受講者は、ひとつひとつの商品の特徴や使用法などについて熱心に質問をしながら学びを深めていました。
また、会場ではパラマウントベッド株式会社の「眠りSCAN」の展示コーナーもあり、受講者の関心を集めていました。
(つづく)
ユニ・チャーム株式会社ジャパンフロア営業統括本部九州支店の伊藤貞彦マネージャーによる講義、「紙おむつ使用枚数分析による現場の実態把握と対策でコスト削減」。まとめに入り伊藤マネージャーは「コスト削減はほかにも色々あります。現場の職員が何に困っていて、何を改善していきたいかを事務側と現場側の双方が一緒になって話し合い、取り組み、成果を出していくことが大事です。たとえば紙おむつの交換を低頻度にすることで、コスト削減と、職員に時間のゆとりとご利用者様の快適性を生み出します。また排便コントールをしっかりすることでコストを削減しスキントラブルの発生率を下げることができます。そして自立排泄を促進することで、コストを削減するだけでなく自立排泄支援加算等で施設の収入を増やすことができます。これらの結果としてコスト削減と合わせ、施設の評判も上がります」と具体的な手法とそれにより期待される効果を示しました。
最後に「コスト削減は、毎月の支払金額を下げることです。きちんと現場状況や、紙おむつの使用状況を分析し、何が課題なのか、何を改善して行きたいか、そして何を目標にしていくかを事務側と現場側の職員全員で取り組んで行きましょう」と呼びかけると、会場には感謝の拍手が響きました。
(つづく)
コスト削減を事務側と現場側の双方が協力して取り組んでいくことの必要性を訴求した伊藤マネージャー。その具体的な手法として、「使用枚数分析表」を用いた使用実態の把握と改善点の洗い出し、またこれを活かした「あて方勉強会」の実施、テーブ止めサイズ選定とあて方の徹底などについて、具体的な表やデータを示しながら説明しました。
その上で「サイズの徹底ができていないと、コストを削減できないだけでなく、現場においては紙おむつと肌が密着せず、隙間が発生しやすくなり、漏れにつながります。漏れが多くなるとその対応、処置に時間を要してしまいます。またご利用者にとっても、ゆるくあたっているために不安感が発生しますし、漏れが発生すると嫌な気分になるだけでなく、それが続くとスキントラブルが発生する可能性もあります」と、現場およびご利用者双方にとってサイス選定が徹底できないことによる弊害があることを指摘しました。
さらにおむつ交換にかかる時間についても「漏れがない時と漏れた時では大きく異なります」と切り出し、ユニ・チャーム社の調査結果をスライドに示し「漏れがなく、パッドに吸収できていた場合のおむつ交換の平均時間は2分26秒。これに対しアウターまで漏れていると5分31秒。さらに衣類やシーツまで漏れていると、9分20秒。7分間、3倍以上の時間格差があります。したがって、もし5人が漏れていたとすると、35分もの時間がかかることになり、それだけ現場スタッフにかかる負担も大きくなります」と続けると、受講者は納得した表情でうなずいていました。
(つづく)
その上で伊東マネージャーは「コスト削減に失敗するパターン①」としてまず「見積もり単価と少量のサンプルを使用して安易に判断するパターン」を挙げ、「事務側は見積もりで同じくらいのサイズや大きさ、吸収量を単価比較して『安い』と判断する一方で、現場側では数日間や数枚、または1袋のパッドを使用し、安易に『問題ない』と評価し、メーカーなどを切り替えて使用していくと、以前使用していた品質より低下していて、漏れやスキントラブルが発生し、結果として以前より使用量が増加しコストアップしてしまうというパターンです。このパターンは本当に多いです。単価が安いから毎月の支払い金額が安いというのは大間違いです」と説明。そうならないために「事務と現場が一緒に使用状況を分析した上で、何に問題があるかを発見し、そこにメスを入れて改善案を一緒に考え、優先順位をつけて取り組んでいくこと重要です」と成功するパターンを示しました。
次に「コスト削減に失敗するパターン②」として「事務は事務、現場は現場という考え方で、コスト削減を現場任せとなってしまうケースです」とスライドを変え、「事務側は現場の職員に『コストを削減しなさい』と伝え、現場側は『わかりました』とは言ったものの、何をどのように削減したらよいかわからないし、優先順位もわからないため、何から手を付ければよいkあわからない、というパターンです」と言い添えると、受講者は自施設での現状を振り返りながら聞き入りました。
それを確かめて伊東マネージャーは「現状を分析して、どの部分が適正でないかを、現場職員の意見を聞きながら課題を抽出し、改善策を考え、優先順位をつけて取り組んでいくことが成功するパターンになります。コスト削減は現場任せにせず、事務側と現場側の双方で使用実態を把握し、何をどのように改善していくかを考えるようにしましょう」と呼びかけました。
(つづく)
続いてユニ・チャーム株式会社ジャパンフロア営業統括本部九州支店の伊藤貞彦マネージャーが、「紙おむつ使用枚数分析による現場の実態把握と対策でコスト削減」というタイトルでスライド横に立ちました。
コスト削減について、伊藤マネージャーは開口一番、「見積書の単価を下げれば良いという考え方では、毎月支払うお金をへらすことにつながっていないことが多いです。本当の意味でのコスト削減というのは、毎月支払うお金を減らしていき、現場職員のゆとりの創出と、患者やご利用者の快適性を高めていくことです。そのヒントをこの研修会で皆さんと共有できればと思います」と語りかけました。
講義ではこのテーマにもとづき、1ヶ月当たりの紙おむつ代の平均から受講者それぞれの施設における1ヶ月の紙おむつ代を計算。その上で「計算した金額よりも、毎月支払っている金額の方が高いようであれば、『赤信号』および『黄信号』です」と注意を促しました。
(つづく)