老健みやざきブログ

スタート!28年度

2016年4月1日 | その他

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 41日から平成28年度がスタートです。各施設でも新たな事業年度が、新たな事業計画に基づき始動することと思います。また新しい職員を迎え、新たな気持ちと体制で仕事に取りかかるのではないでしょうか。

 新年度にあたり、それぞれの職場の朝礼やミーティングなどで、訓示や事業計画の説明などがあろうかと思いますが、この機会に、「介護老人保健施設の理念と役割」をおさらいしたいと思います。公益社団法人全国老人保健施設協会が毎月発行している協会機関紙、「老健」からそれを抜粋し、以下に記します。さあ、今日もがんばりましょう!!

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「介護老人保健施設の理念と役割」

 介護老人保健施設は、利用者の尊厳を守り、安全に配慮しながら、生活機能の維持・向上をめざし総合的に援助します。また、家族や地域の人びと・機関と協力し、安心して自立した在宅生活が続けられるよう支援します。

 

1.包括的ケアサービス施設

 利用者の意思を尊重し、望ましい在宅または施設生活が過ごせるようチームで支援します。そのため、利用者に応じた目標と支援計画を立て、必要な医療、看護や介護、リハビリテーションを提供します。

2.リハビリテーション施設

 体力や基本動作能力の獲得、活動や参加の促進、家庭環境の調整など生活機能向上を目的に、集中的な維持期リハビリテーションを行います。

3.在宅復帰施設

 脳卒中、廃用症候群、認知症等による個々の状態像に応じて、多職種からなるチームケアを行い、早期の在宅復帰に努めます。

4.在宅生活支援施設

 自立した在宅生活が継続できるよう、介護予防に努め、入所や通所・訪問リハビリテーションなどのサービスを提供するとともに、他サービス機関と連携して総合的に支援し、家族の介護負担の軽減に努めます。

5.地域に根ざした施設

 家族や地域住民と交流し情報提供を行い、さまざまなケアの相談に対応します。市町村自治体や各種事業者、保健・医療・福祉機関などと連携し、地域と一体になったケアを積極的に担います。また、評価・情報公開を積極的に行い、サービスの向上に努めます。

3月31日は「三財の日!?」

2016年3月31日 | 雑談

 西都市にある三財(さんざい)地区が「宮崎のへそ」と言われているのをご存じでしょうか?同地区は宮崎県の地理上の中心になるそうです。西都市三財商工会ホームページには「単純に本県の最北端と最南端の緯度の中間点、最東端と最西端の経度の中間点に位置する地点を本県の地理上の『へそ』とし、最小の長方形を描いたとき、その対角線の交点に当たる位置が西都市の上三財付近となるのです」とあります。

 これにちなんで三財地区では毎年秋に「西都三財へそ祭り」を開催しています。十数年前から始まったこの祭り、回を重ねるごとに盛大なものになってきて、地域の一大イベントになっています。

 あくまでも宮崎県の「地理上の中心」であって、商工業や政治経済の中心ではないのですが、農業が盛んな同地区には美しい田園風景が広がり、都会では見られない豊かな自然が四季折々に姿を変え、見る者の心を癒やしてくれています。

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(↑夕暮れの三財川。川面に映る空と雲がロマンチックです)

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(↑下三財から上三財に広がる畑地。東京ドームがいくつ入るのでしょうか)

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(↑ニラ畑の朝。まるで有名な景勝地のような!?美しさです)

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(↑こんな見事な朝焼け空も演出してくれます)

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(↑夜になるとこの星空!!うっとりです)

 331の「331」で「さんざい」ということから、この日を「三財の日」・・・と定められているわけではありませんが、ちょうど語呂がよろしいのでこの機会に紹介いたしました。もし近くを通られ、時間に余裕がある方はこの美しく雄大な三財の自然に触れてみてはいかがでしょうか。

「現場に学べ」:クリミアの天使

2016年3月30日 | 雑談

 

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 1856330日はクリミア戦争が終結した日。今から160年前のことです。この戦争の際、多くの看護師を率いて傷ついた兵士の看護に奔走したのが「クリミアの天使」と呼ばれるご存じフローレンス・ナイチンゲール。

 このナイチンゲールの残した名言のひとつに「どんな仕事をするにせよ 実際に学ぶことができるのは 現場においてのみである」というものがあります(「偉人のアフォリズム101」、紫月尼密香、東邦出版)。

 自らの命も脅かされかねない「戦場」という危険で過酷な状況の中、ナイチンゲールはそこを学びの「現場」とし、後生にずっと引き継がれる偉業を成し遂げたことを思うと、その我が身を賭した「学ぶ姿勢」がいかに真剣であったかと、敬服の念に堪えません。

 老健施設で働く者の一人として、介護の「現場」で常に学ぶ機会が得られる環境にあることは恵まれていると思います。そして介護が必要な利用者の皆様が、その不自由な身体や心を私たちに示し出して下さることに敬意を払いながら、ひとりひとりが尊厳を保ちつつ、地域の一員として生活が続けられるよう、常に学びの気持ちを忘れず、そしてその学びが新たな実践として活かされるよう、介護の「現場」を大切にしていきたいと考える次第です。

サクラサク2016

2016年3月29日 | 雑談

 324日、宮崎でも桜の開花が宣言されました。各老健施設でも利用者を対象にした花見会が催されていることと思います。

 日本の代表的な春の行事ともいえる花見。その風習は奈良時代から始まったものの、当時の花見は桜ではなく、中国から伝来した梅だったそうです。「日本人が実は知らないニッポンの『謎』学」(武光 監修、永岡書店)によれば、「万葉集」で桜を詠んだ歌が43首なのに対し、梅を詠んだ歌は110首以上あり、そのことから花見の対象は梅だったことがわかる旨の記載がありました。

 しかしこれが平安時代の「古今和歌集」になると、桜が70首、梅が18首になり逆転。「日本後紀」には812年に嵯峨天皇が京都の神泉苑で大規模な花見の宴を開いたことが記録されているとのことで、その頃には「『花見』といえば『桜』」となっていたのでしょう。

 梅の時期だとまだ寒いし、何といっても桜は散り際が美しく、春風に乗って舞う桜吹雪の、はかなくしかし華麗な様は、古今を問わず日本人の琴線に触れるものと言えます。そして利用者の皆様も、若かりし頃より咲く桜、散る桜に心を動かしてこられたことと思います。

 春の優しい日差しの下、みんなで桜を愛でながら、昔話に花を咲かせ、楽しく優雅なひと時を送りましょう。

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(↑これは一昨年撮影したもの。去年は天候不良等により桜はあっという間に散ってしまいましたが、今年はより長く楽しめることを祈っています)

「老健みやざき第33号」アップしました!

2016年3月28日 | 協会活動報告

 当協会の広報誌「老健みやざき第33号」PDFファイル(1.67MBをアップしました。

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 平成283月発行の「老健みやざき第33号」。巻頭は昨年117日、宮崎市の宮崎観光ホテルで当協会が開いた第12回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会特集。県内の会員施設から350人が参加し、2025年に向け老健が未来への架け橋となり、人々の笑顔を支え続けるために果たすべき役割などについて研鑽を深め合った様子を掲載しています。

 これに続いて協会各研究部会の活動報告、そしてラストページは毎回好評の「人気のおすすめメニュー」などを掲載しています。

「老健みやざき第33」(PDF版)は、そのまま見るなり、ダウンロードして楽しむなり、自由にご活用して下さい。「老健みやざき第33号」へのページはこちらからどうぞ。

「『介護職のイメージに関するアンケート』調査結果」アップします

2016年3月25日 | 協会活動報告

 当協会が先頃行った「介護職のイメージに関するアンケート」の調査結果をアップします。

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 このアンケートは地域医療介護総合確保基金にかかる人材確保推進事業として、宮崎県の委託を受け、今年度初めて実施したものです。平成2710月から11月にかけて、県内の専門学校生955名を対象にアンケートを行い、851名から回答がありました(回収率89.1%)。調査に協力いただいた皆様に心より感謝しますとともに、この結果を本県が進める介護従事者確保に向けた取り組みにおいて、より効果的な推進体制を検討する一助として参りたいと存じます。

 「介護職のイメージに関するアンケート」の調査結果の閲覧、ダウンロードはこちらからお願いいたします。

第13回大会は11月12日!!

2016年3月24日 | 協会活動報告

 さきごろ開催した当協会の臨時社員総会の中で、「第13回宮崎県老人保健施設協会研究大会」平成281112日の土曜日、宮崎市の宮崎観光ホテルで開催することが決まりました。

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 年々レベルアップしているこの研究大会。昨年11月に開いた第12回大会には県内会員施設から350人が参加。特別講演や分科会、そしてレクレーション研究発表などを通じて研鑽を積み、また参加者同士の交流も深まるなど大変有意義なものでした。

 第13回はさらに内容を充実し、会員施設および役職員の資質の向上はもとより、広く県民の医療、福祉、保健の向上に資することのできる大会にしたいと考えております。

 大会の具体的内容や参加者および演題の募集等につきましては、今後ご案内して参ります。また大会開催にあたっては、会員施設の皆様に運営スタッフとしてご協力をお願いすることになろうかと存じますので、何とぞご協力方賜りますようお願い申し上げます。

 また同大会に先立ち、全国大会(大阪)、そして九州大会(鹿児島)も以下の通り開催されますので、参加・発表について合わせてご検討下さいますようお願いいたします。

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【第27回全国介護老人保健施設大会大阪 「めっちゃ好きやねん老健 咲かせよう 医療と介護の大輪の花」】

〇開催日:平成28914日(水)から16日(金)

〇場 所:大阪国際会議場・リーガロイヤルホテル

〇大会Hphttp://www.roken2016-osaka.jp/

【第17回九州ブロック介護老人保健施設大会in鹿児島 「チェスト!老健 地域から求められる姿をめざして」】

〇開催日:平成28518日(水)から19日(木)

〇場 所:城山観光ホテル

〇大会Hphttps://conv.toptour.co.jp/2016/roken-kyushu/

総会開催御礼

2016年3月23日 | 協会活動報告

当協会の平成27年度第2回社員総会(臨時)および(公社)全国老人保健施設協会宮崎県支部臨時総会を316日、宮崎市のニューウェルシティー宮崎で開催いたしました。会員の皆様におかれましては、ご多用の折にも関わらずご出席を賜り厚く御礼申し上げます。

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総会では真剣なるご審議をいただき、また上程した全議案についてご承認をいただき、感謝いたします。

当協会は、老健施設が2025年問題を見据えた地域包括ケアシステムの中核施設としての機能と役割を果たし、高齢者をはじめ広く県民の保健医療の向上および福祉の増進に寄与すべく、引き続き各種事業を展開して参る所存です。会員施設の皆様方におかれましては、今後とも当協会への変わらぬご理解、ご協力方賜りますようお願い申し上げます。

「介護の仕事PRパンフ」アップしました

2016年3月22日 | 協会活動報告

当協会が宮崎県の地域医療介護総合確保基金にかかる委託事業「『介護のしごと』理解促進事業」の一環として企画・取材・編集、そして印刷にあたった『介護の仕事PRパンフレット 誰かの『ありがとう』のために!」のPDF版をアップしました。

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このパンフレットは実際に介護の現場で仕事に携わっている「介護の仕事の”先輩”」を訪ね、介護の仕事の魅力ややりがい、プライベートとの両立の様子、そして今後の抱負などを伺った内容を、利用者様からのひと言も添えてレポート形式で紹介しているもので、県内の中学校や高校などに配布し、活用を呼びかけているものです。

介護の担い手不足が全国的な問題となっている中、このパンフをご覧になった方が、「介護の仕事、やってみようかな」と思って下さる事を願っています。

『介護の仕事PRパンフレット 誰かの『ありがとう』のために!」のPDF版こちらから閲覧、ダウンロードして下さい。

あった!重力波(アインシュタイン生誕137年)

2016年3月21日 | 雑談

 314日はアルベルト・アインシュタイン(187931-1955418日)の誕生日でした。生誕137年となる今年、天国のアインシュタインもさぞかし喜んでいることでしょう。

 アインシュタインが1915年から1916年にかけて発表した一般相対性理論によって予測されていた「重力波」が昨年914日、米・ワシントン州ハンフォードとルイジアナ州リビングストンに設置されているレーザー干渉計型重力波検出器「LIGO」によって、ついに世界で初めて検出されたことが、先月大々的に報じられました。一般相対性理論発表から実に100年を経ての快挙!世界中が賛辞と祝福にわき、「ノーベル賞間違いない」との声も上がっています。

 とは言うものの、「質量を持つ物体が存在すると、その周囲の時空はゆがみ、物体が運動することで時空のゆがみが光速で広がっていく」という”重力波”。「よくわからない」という人も少なくないかと思います。「利用者のいるところに歩いて行くと、時空がゆがんでしまうからあぶないかなあ?」などと心配するようなものではないみたいですが・・・。

 重力波や一般相対性理論は難しくてよくわかりませんが、アインシュタインは私たち老健施設で働く者に対しても、とても素晴らしい格言をたくさん残してくれています。

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【アインシュタインの言葉】

○「大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない。」

「過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。」

○「天才とは努力する凡才のことである。」

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 これらはまさしく私たちの日々の仕事の中で忘れてはならない大切な事です。ノーベル賞がもらえるわけではありませんが、利用者一人一人の生き甲斐を支えるため、アインシュタインの言葉を心の中で繰り返し唱えながらケアにあたっていきたいと考える次第です。

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