老健みやざきブログ

全国大会in横浜開かれました

2015年9月8日 | 協会活動報告

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 平成2792日(水)から94日(金)にかけて、「第26回全国介護老人保健施設大会 神奈川 in 横浜」(主催:公益社団法人全国老人保健施設協会)がパシフィコ横浜で開催されました。

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 今回の大会テーマは「高齢者が輝く未来へ お洒落に!スマートな連携!」。全国から約5,150人が参加し、講演やパネルディスカッション、研究発表などを通じ、施設や職種の垣根を越えた交流を深める中で、互いに研鑽を積み合いました。

00311909675_891920844222162_1467370689_n.jpg 口演発表は全部で1,336題あり、宮崎県からも約50名が参加し、14題が発表されました。発表された方々はもとより、座長を務められた方、そして参加された皆様におかれましては、大変有意義な大会になったものと存じます。今回の大会を通じて得られたものが各職場の実践に活かされるとともに、さらなる研究、発表へと発展されますことを祈念申し上げます。

肩の上の秘書(9月6日は星新一誕生日)

2015年9月7日 | 雑談

 昨年1年間に認知症が原因で行方不明になったとして警察に届けられたのは1783人であることが625日、警察庁のまとめでわかったと、同26日の宮崎日日新聞に報じられていました。

 記事によるとこの数字は前年より461人多く、2年連続1万人を超えているとのこと。そして宮崎県においては、県警が受理した認知症、またはその疑いがある行方不明者は201233人、1347人、1455人と年々増加しているばかりでなく、死亡につながるケースも少なくないとのことで、昨年は8人の死亡が確認されたと記されていました。

 このような状況に鑑み、徘徊する認知症の人を早期発見できるよう、地域で連携する必要があるとして、その取り組み状況が紹介されたのに続き、警察庁の担当者の「徘徊対策には警察だけでなく、地域の見守る目が効果的だ」というコメントが添えられていました。

 認知症のある人が、認知症のある普通の市民として、必要な援助を受けながら地域で暮らし、参加、活動していくことはノーマライゼーションや地域リハビリテーション、そして介護保険制度の目指すべき姿であると言えます。

 ところで96日は作家の星新一の誕生日(192696-19971230日)。星新一といえば数多くのショートショート名作がありますが、その中に「肩の上の秘書」という作品がショートショート集、「ボッコちゃん」(新潮文庫)に納められています。この中で未来の人々は各々の肩に秘書役のインコを乗せていて、人が他者と会話をする時、このインコを介して言葉を交わします。例えば会社の上司と部下やセールスマンと主婦が会話する際、それぞれが投げやりでぶっきらぼうに語る本音を、秘書であるインコが美辞麗句に変換し、相手の気分を害さぬように語ることで、コミュニケーションを円滑にし、トラブルを防ごうというものです。

 「認知症踏め1783人」という上記の記事の見出しを目にしたとき、ふとこの「肩の上の秘書」というタイトルを想起しました。ただし、肩の上のインコは単なる通訳でなく、雇い主である認知症の方のために必要なサポートをするまさに「秘書役」。インコはあらかじめ雇い主に関する様々な記憶・情報がインプットされています。そして雇い主が歩き回る際には周囲の諸情報をリアルタイムに収集し、状況把握するとともに、雇い主の「どこに行きたいか」、「何をしたいか」、「誰に会いたいか」などといったニーズをくみ取りながら、それを安全かつ満足できるように遂行するのを支援するわけです。

 肩に乗ったインコではなく、イヤホン付きメガネという一体型の装置、さらには現在実用化が進んでいる歩行支援ロボットにその機能が備わっていても良いと思います。目指すべき場所への道順や交通手段の選択、段差等の転倒のリスク発見と回避、買い物における金銭授受の支援や他者との会話時の通訳、そしてバイタルチェック、尿意・便意の検知とトイレへの誘導などを適切に行う一方で、家族などとの連絡も密にとることで介護者も安心できる・・・。そんな「秘書」が実用化されれば、認知症の方も社会の一員として活動・参加でき、生き生きと過ごせるのではないかと思います。

 そのための研究や実験は、既に色々なところで取り組まれているのではないかと思いますが、実用化にはまだ時間がかかるかもしれません。だからといって手をこまねいているわけにはいきません。老健施設は行政や医療機関、地域、家族等々と連携を密に取りながら、地域で暮らす認知症の方々の「秘書」となり、その生活をサポートしていかなければならない。とそのように思った次第です。

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Masaさん(菊地雅洋氏)第2弾講演会開催します(事務長会&看・介部会)

2015年9月4日 | 協会活動報告

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 事務長会と看護・介護研究部会は合同で103日(土)14時から、シーガイアコンベンションセンターで「masa氏 第2弾講演会」を開きます。(16時まで、受付は13時から)。

 講師には昨年1114日、「介護保険改定への対応セミナー2014」で講演をしていただき大好評だった、社会福祉法人登別千寿会理事で、特別養護老人ホーム緑風園の菊地雅洋総合施設長を北海道登別市よりお招きします。菊地総合施設長はブログ「masaの介護福祉情報裏板)」、掲示板「介護・福祉情報掲示板」など、ネット上で介護や福祉に関する情報を全国に発信されています。また、菊地先生の毎晩の食事にクスリと笑える一言ギャグを添えて紹介するブログ「masa」は、グルメ人気ブログランキングで首位を独走中です。

 さらに「人を語らずして介護を語るな masaの介護福祉情報裏板」、「人を語らずして介護を語るな2 傍らにいることが許される者」、「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」、「介護の詩(うた) 明日へつなぐ言葉」(いずれもヒューマン・ヘルス・システム社)などの著書も多数出されており、講演会当日は、これらの書籍販売およびサイン会もあります。

 この講演会は老健施設役職員だけでなく、どなたでも受講できます。なお、受講料として当協会の会員老健施設の方は一人500円が必要ですが、それ以外の方は無料です。

 この講演会の詳細はこちらの「masa氏 第2弾講演会のご案内sa氏 第2弾講演会」をご覧いただき、「参加申込書」にて919日(土)までにお申し込み下さい。

 この講演会に関する問い合わせおよび申し込みは次の通りです(問合せ先と申込先が違いますのでご注意下さい)。多数の参加をお待ちしております。

【問い合わせ先】

◎介護老人保健施設グリーンケア学園木花 TEL0985-58-3000(担当:事務長 川崎)

【申込先】

◎介護老人保健施設サンヒルきよたけ FAX0985-84-0700(担当:事務長 濱砂)

登録締め切り9/14まで延長しました(第12回研究大会)

2015年9月3日 | 協会活動報告

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 12回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会117日、宮崎観光ホテルで開催)の研究発表・レクレーション発表の申し込み提出締め切りを914日(月)まで延長します。

 つきましては、下記および「大会概要」、「大会参加・研究発表申込書」「研究発表登録用紙」をご参照の上、多数の申し込みを賜りますようお願い申し上げます。

 

 

1.大会名:第12回公益社団法人宮崎県老人保健施設協会研究大会

2.開催日時:平成27117日(土)10時から17時(930分より受付)

3.会場:宮崎観光ホテル 宮崎市松山1-1-1

4.大会メインテーマ:「2025年に向けて」

5.大会サブテーマ:「未来への架け橋 その先の笑顔の為に」

6.参加費

 ■大会参加費:3,000

 〈内訳〉

  □第1部のみ〔特別講演と研究発表〕   :2,000

  □第2部のみ〔レクリェーション研究発表〕:1,000円 

 ※昼食は含みません。各自でご用意下さい。会場での飲食は可能です。

7.事務局および問い合わせ先

 公益社団法人宮崎県老人保健施設協会

 〒880-2112 宮崎市大字小松1158番地

 TEL0985-47-3941

 FAX0985-47-3967

 E-mailmiyazaki-roken@junwakai.com

 ホームページ:http://www.miyazaki-roken.jp/

8.大会概要、申し込み、登録について

 「大会概要」、「大会参加・研究発表申込書」「研究発表登録用紙」をPDFファイルにしてアップしていますので、それぞれこちらから閲覧、ダウンロードして下さい。

 (1)大会概要(346キロバイト)

 (2)大会参加・研究発表申込書(別紙1102キロバイト)

 (3)研究発表登録用紙(別紙290キロバイト)

(2)および(3)は協会ホームページ「書式ダウンロード」にもアップしていますので申し添えます。

9.抄録原稿作成様式(ワード文書)について

 こちらをご参照いただき、A4サイズ1枚で抄録を作成し、事務局宛にデータ(EメールまたはCD-R)でご提出下さい。また「書式ダウンロード」にもアップしていますので申し添えます。

10.各提出締め切り(※詳細は「大会概要」をご参照下さい)

 (1)大会参加受付  :930日(水)まで

 (2)研究発表受付  :914日(月)まで(期間延長しました)

 (4)抄録提出    :914日(月)まで

 (5)発表用データ提出:930日(水)まで

(6)参加費振込   :1020日(火)まで

 

以 上

横浜大会2日開会!

2015年9月2日 | 協会活動報告

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 平成2792日(水)から94日(金)にかけて、「第26回全国介護老人保健施設大会 神奈川 in 横浜」(主催:公益社団法人全国老人保健施設協会)がパシフィコ横浜で開催されます。

 今回の大会テーマは「高齢者が輝く未来へ お洒落に!スマートな連携!」。大会を成功させようと、同大会公式ホームページおよび大会フェイスブックも盛り上がりを見せています。

 宮崎県の会員老健施設からも多数の方々が参加、演題発表をされる予定です。大会を通じ、県内外の老健役職員と忌憚ない意見を交わし、研鑽を積まれますとともに、大会での学びをそれぞれの施設に持ち帰り、各職場での実践に活かせるよう、有意義な大会となりますことを祈念申し上げます。

9月1日、防災の日

2015年9月1日 | その他

 91日は「防災の日」。1923年(大正12年)91日に発生した関東大震災にちなんで1960年(昭和35年)に制定されました。また、今年は立春から数えて210日目にあたる「二百十日」。台風の来襲が多い時期でもあります。

 当協会ホームページの20111117付けお知らせには(公社)全国老人保健施設協会(全老健)が作成した介護老人保健施設震災マニュアル暫定版PDF形式にてアップしています。こちらから、閲覧・ダウンロードしてご活用下さい(※)。

(※)この「暫定版」は、20111025日に開かれた、(公社)全国老人保健施設協会第1回臨時社員総会において配布されたものです。完全版は全老健で販売しています(A5判・56ページ、180円+税、10部以上から販売)。詳しくは全老健ホームページ「編集図書詳細」をご参照下さい。

 またテレビやラジオなどでも防災の日に合わせた特別番組が予定されていますが、その中で91日(火)、午前11時から12時にかけて、文化放送をキーステーションに2015防災の日スペシャル自然災害に備える『自助・共助・公助』とは!?」が全国38局で同時放送されます(本県ではMRTラジオ)。この番組には宮崎市出身の女優で歌手の浅香唯さんも出演されるとのことです。くわしくはこちらをご覧下さい。

  各老健施設における様々なリスクを想定し、その対策について今一度考えるための防災の日にしてみてはいかがでしょうか。

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↑昨年の台風11号により増水、駐車場や運動場が水没した大淀川(平成2689日撮影)

間もなく発行「老健みやざき32号」

2015年8月31日 | 協会活動報告

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 当協会の広報誌「老健みやざき 32号」を間もなく発行します。

 年に2回発行している「老健みやざき」。今回の巻頭を飾るのは、県内の会員施設のうち1施設を訪問し、紹介する不定期掲載企画「老健ルポルター寿(じゅ)」。6施設目となる今回の訪問先は串間市にある「長寿の里」。全国でも有数のかんしょの産地、同市の大束地区に根差し、利用者や地域住民の幸運な暮らしを支え続ける長寿の里の様子を、スタッフや利用者の声などとともにお届けします。

 これに続いて協会各研究部会の活動報告、さらに会員施設の様々な職種の方にご寄稿いただいた「リレーコーナー」、そしてラストページは毎回好評の「人気のおすすめメニュー」などを掲載しています。

 「老健みやざき 32号」は宮崎県内の会員施設や、県内外の各関係機関に送付するほか、当ホームページからも閲覧、ダウンロードできるようアップする予定です。どうぞお楽しみに。

つなぐ役割

2015年8月28日 | 雑談

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 写真は東九州自動車道。321日に宮崎市と大分市までの間南北約200キロが開通、両市が一本につながりました。両市役所間の所要時間は、一般道を走るより1時間半も短い2時間50分となりました。昨年3月に宮崎市と延岡市がつながりましたが、観光や産業面でその、防災はもとより、防災や医療面でも更に大きな効果が期待されています。

 ところでこれを撮影したのは宮崎市と西都市のほぼ境界にある陸橋。厳密にはこの橋よりちょっと右、つまり少しだけ西側まで宮崎市なのですが、ほぼ両市を東西につないでいる陸橋と言えます。ご覧の通り自動車道よりとても高い所に架かっていますので、陸橋の両側とも高さ2メートルくらいの金網フェンスで、様々な危険の回避がはかられています(写真は金網の上までカメラを持ち上げて撮影したものであり、決して金網をよじ登るなどといった危険な行為はしていません)。この陸橋、そして周辺の道路が整備されたことにより、両市の間の所要時間も短縮されました。

 自動車道とその上を渡す陸橋。どちらも「つなぐ」という意味で、非常に大きな役割を果たしていると、撮影しながら思いました。また先頃民放で放送された24時間テレビのテーマも「つなぐ」でした。そして老健といえば中間施設。「病院と在宅をつなぐ」、そして「在宅と地域社会をつなぐ」という役割を果たすため、顕在および潜在に有する機能を今まで以上に発揮し、その付託にこたえていかなくては!と、この場所に立って感じた次第です。

「介護保険推進全国サミットinひおき」のお知らせ

2015年8月27日 | その他

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 「第16回介護保険推進全国サミットinひおき」が101日(木)と2日(金)、鹿児島県の日置市伊集院文化会館で開かれます(主催:日置市)。

 このサミットに関する詳細は日置市のホームページ16回介護保険推進全国サミットの開催をご参照下さい。なお、申し込み期間が8月31日(月)までに延長されたとのことですので申し添えます。

 またこのサミットに関する問い合わせは、同サミット実行委員会事務局(日置市市民福祉部介護保険課内:TEL 099-272-0505)までお願いいたします。

『サンヒルだより8月号』更新されました

2015年8月26日 | 協会活動報告

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  818日付けで特定医療法人耕和会介護老人保健施設サンヒルきよたけのホームページにて『サンヒルだより:8号(第232号)』が更新されました。同施設で開かれた夏祭りや七夕イベントの様子が紹介されていますのでこちらからご覧下さい。

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