老健みやざきブログ

役員名簿アップしました

2014年4月11日 | 協会活動報告

 当協会の第1期役員名簿を「情報公開」のページにアップしました。こちらから閲覧・ダウンロードして下さい。

事業計画アップしました

2014年4月10日 | 協会活動報告

 当協会の平成26年度業計画を「情報公開」のページにアップしました。こちらから閲覧・ダウンロードして下さい。

研究大会あと10日(^^)/

2014年4月9日 | 協会活動報告

 419日(土)は、宮崎市のサンホテルフェニックスで第11回宮崎県老人保健施設協会研究大会を開催いたします。

 10時からの開会式に続き、1015分からは特別講演(公開講座)として、医療法人 生愛会理事長で一般社団法人福島県老人保健施設協会会長、そして(公社)全国老人保健施設協会の常務理事でもある本間達也先生による「高齢者施設のリスク・備えよ常に」があります。

午後からは分科会、さらにレクリエーション研究発表と続きます。発表を予定されている演者の皆様は予行演習等、準備に余念がない頃かと思います。県内の会員施設の皆様が一堂に会し、忌憚のない意見のやりとりや情報の交換を通じて、有意義な大会にしたいと関係者一同準備に当たっているところですので、皆様のご理解、ご協力方お願い申し上げます。

特養待機者52万

2014年4月8日 | 協会活動報告

  4月から診療報酬が改定され、重症患者向けの急性期病床が減らされます。その一方で、症状が落ち着いた患者が、リハビリを集中的に行いながら在宅復帰をめざす回復期病床を増やすことで、高度な入院医療に偏った現在の医療提供体制を、在宅医療を重視したものへと方向転換が進められます。「団塊の世代が全員75歳以上となる2025年を視野に入れた改革」と320日付け宮崎日日新聞には書いてありました。病気や障害のある高齢者が、長年住み慣れた自宅、そして地域社会で生活を継続していけるように支えること。それは老健施設にとって重要な使命と言えますが、今回の改定でその役割はますます重みを増してくると思います。

 そんな中、「特養待機者52万人超」という4段見出しが326日の同紙を飾っていました。この記事は厚生労働省が25日に発表した調査結果を報じたもの。それによると、特別養護老人ホームへの入所希望の待機者が今年3月の全国集計で522千人となっており、これは200912月の集計より10万人も増加しているとのことで、「急速な高齢化の進行で、自治体が特養を整備するペースを入所希望が上回り待機者が増加した」と記事にはありました。また、本県においては3,983人の待機者がいることも紹介されていました。

 待機者の中で、自宅以外にいる人のうち老健施設の入所者は約9万人とのこと。「自宅で暮らしたいが自信がなく、入所を望む人が多い」という厚労省の分析を読みながら、2025年を見据え、老健の在宅復帰、そして在宅支援機能のさらなる充実強化を急がなければならないと、具体的な数値をもって痛感させられた記事でした。

花鳥風月

2014年4月7日 | 雑談


 「花鳥風月(かちょうふうげつ)」は『広辞苑』によると「
(1)天地自然の美しい景色、(2)風流な遊び」とあります。今年もまた各地で桜が咲き、人々をなごませてくれましたが、せっかくなので、月と桜を写真に納めてみようと三脚にカメラを据えて撮ってみました。

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左側に光るのは見ての通り月。そして右側には金星が光っています

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拡大してみました。三日月(下弦の月)ですが、30秒シャッターを開いたので少し動いています。また、光ってない所も見えています。

 「花鳥風月」というほどの写真ではありませんが、日本の国花の一つでもある桜。あっという間に散ってしまうからこそまたいいのかもしれません。また来年も咲き誇って欲しいと思います。そしてその時までにはもっとカメラの腕をあげておきたいものです。

九州大会7月に熊本で開催!

2014年4月4日 | 協会活動報告

 「第15回九州ブロック介護老人保健施設大会in熊本」717日(木)、18日(金)の両日、熊本市の市民会館崇城大学ホール、国際交流会館、そして城彩苑を会場にして開かれます。

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 大会テーマは「これでいいのか!?老人保健施設 地域包括ケアを目の前にして」。2025年問題を見据えた地域包括ケアシステムの構築が進められている中、地域住民の期待に応えられる老健施設はいかにあるべきか?九州各県の老健施設の役職員が一堂に会して考え合う絶好の機会になるものと期待されます。

 大会チラシのPDFファイルをアップしていますので、こちらから閲覧・ダウンロードしてご活用下さい。

研修会開きました(リハ部会:その5)

2014年4月3日 | 協会活動報告


 次に筋活動の準備も大切で、高齢者の場合や感覚障害、意識障害のある方はどこに力を入れていいのか分からない方も多いです。介助者が実際に力を入れる部位をタッピングして筋力を発揮しやすい状態にする事も大事です。頭でイメージして力を入れる場所を具体的に教えてあげるということです。

そして適切な開始姿位です。車椅子の位置、被介助者の足・臀部の位置を適切にセッティングするということです。足を肩幅ぐらいに開き膝関節を曲げる(足を引く)。足を前に出していると立ちづらいですよね。これだけで能力を発揮できる方は多いです。また、立つとき手すり等の距離です。近すぎると立ちづらいですよね。前に重心がいきません。このように最初の姿位は大切です。視覚情報の掲示も大事で足がどこにあるのか、どのくらい開いているかという視覚情報をしっかり与えます。また、モジュール型車椅子を活用してアームサポート。フットサポートを跳ね上げて動き易い環境をつくる事も大切です。環境整備も大切で例えばベッド周囲に物を置かないようにして移乗時に邪魔なものが存在しないようにすることも大事です。

腰部に負担をかけない動作というのは、できるだけ持ち上げない。できるだけひねらない。できるだけ上肢を体幹から離さないということになりますので考えてみましょう。

介助バーを使用する方法では、一部介助で立ち上がりや回転動作ができる方になりますが、自然な動きを妨げず必要な部分のみ介助します。側方から、また後方からの介助も有用です。しかし、問題なのは全介助の方です。よく見られている対面式での抱え形介助ですが、メリットとしては、道具を使わないため場所や時間の制約が少ないです。しかしデメリットとして介助者の腰痛に負担がかかりやすい。被介助は前傾姿勢がとりづらいので自然な立ち上がりが妨げられることです。やらざるを得ないときは分割して一度止まって立ち上がる動作だけ、その後回転するという感じにすると少しは介助者の負担も減るのではないでしょうか。

できるだけ持ち上げない方法として考えられるのが、頭部抱え込み式移乗、座位式移乗、スライディング移乗と紹介していただきました。それぞれメリットやデメリットが考えられますが持ち上げない方法としてぜひとも試したい実践したい移乗方法であります。写真にて参加者が実践している所を添付していますのでよろしかったらどうぞ。

これらが通用しないケースもあり、前屈が困難な方、体が後方・側方へ強く引けてしまう方、極端に身長が高い(足が長い)方などです。対応としてはベッドの昇降機能を利用したり、2人でのスライディングボード利用の紹介がありました。

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 さぁーそれでは実践しましょうという事でみんなで移乗動作に熱心に取り組みました。

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 今後移乗動作の方法としての引き出しが増え、参加者は有意義な時間を過ごす事ができました。(W

(おわり)

研修会開きました(リハ部会:その4)

2014年4月2日 | 協会活動報告

【テーマ2「移乗動作の介助方法」講師 中村豪志 こんにちわセンター】

 

次に移乗動作の介助方法として、リハビリテーション研究部会の委員長である、介護老人保健施設こんにちわセンターの理学療法士、中村豪志さんから、今すぐに使える移乗動作の介助を中心に話がありました。

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移乗動作の特徴として、まず、座位という安定している姿位から重力に逆らって運動を開始する。水平・上下・斜めと様々な方向に重心が移動するためにバランスがとりにくい。歩行できる方でも移乗のできない方がいるという事が考えられます。つまり、移乗動作は要介護高齢者にとって、非常に難しい動作であり、介助者にとっても非常に難しい動作であるといえます。この移乗動作が上手にできるだけ本人も介助者も楽にできるためには何が必要かということですが、被介助者の能力をできるだけ引き出すこと。つまり、いかに本人の残っている手足の筋力やバランス能力などを引き出してあげるかという事が大事。それから適切な環境設定を行うということ。つまり動作をし易い適切な環境設定を介助者ができるかということ。そして介助者が適切に動くということ。つまり自分の腰を痛めないように、相手の動作を妨げないように動くかということ。これらが、移動動作が上手にできる要素であると考えます。

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では、具体的にどのようにすればよいのかということですが、今からどの様にして移乗するのか、具体的に説明してイメージしていただく事が大事。人間の動作というものは必ず上手にできるためには動作の前にイメージがつくられます。このイメージがつくられると効率よく動作ができるということです。無意識のうちに事前に必要な筋肉等システム化されていきます。だからこそ具体的に本人に理解し易いように例えばこちらの手すりを握ってゆっくり回って向こうのベッドに腰掛けましょうという感じで説明する。言葉で理解が難しい方はデモストレーションしてみる。そうするとイメージし易くなるのではないでしょうか。はい立ちますよ、せーのなどとするのではなく、具体的に説明しましょうという事です。(W)

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(つづく)

研修会開きました(リハ部会:その3)

2014年4月1日 | 協会活動報告


 次は起居動作の介護技術についての実技がありましたが、被検者にベッドに寝ていただきベッドの頭部をあげてみました。やはり身体が足側に滑ってずれていきます。

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ベッドの曲がり部分と身体の曲がりが一致していないのが原因です。

やはり考えて横になる。どこに寝るかです。ただ枕のある所に寝るではないですよとの事。ベッドの曲がる位置、身体の曲がる位置(股関節)を考えてやってみると違うと思います。

また、ベッドをヘッドアップした状態からゆっくりフラットにしていくと、約10?20度あたりでベッドに寝ていた被検者はフラットになったという感覚になるそうです。2名に体験していただきましたが2人とも10?20度あたりでフラット状態と感じていました。本当のフラット状態では頭部がかなり沈んでいる状態つまり身体が反ったような状態になる感覚になります。だから食事後など休まれる時にはヘッドをあげたほうがいいのではないかという事です。もちろんその方が食物や唾液などが逆流して誤嚥の危険も低くなります。

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 またベッドに寝るときのポジションが重要であるという事は、車椅子からベッドへ移ったときの座る位置も重要であるという事になります。おおかたはベッドに移乗して寝ていただいたはいいが、かなり足元よりに身体が寄っている事と思います。これでは先ほど示した通りベッドの曲がる位置と身体の曲がる位置とのずれが生じてしまいますし、足元へ身体が寄っている分頭元へ身体をずらしてしまわなければならないという事が発生してきます。ずらすという事は介護負担も伴ないますし、褥瘡の発生や悪化も懸念されます。ではどうすればよいのかというと、身体をずらさなければならない位置に移乗時座らなければいいという事です。その為には柵が障害となっている事が多いですので、手間でも柵をはずし移乗すればよいのではないでしょうか。そのほうが後の手間よりもはるかにお互いにいい関係になりそうです。

他にもベッドでの寝返りや起き上がり時の状態、起き上がる時のベッド上の空間確保など実技を交えて興味深いお話が聞け、実技を交えながら分かり易く講義をしていただきました。

(つづく)

研修会開きました(リハ部会:その2)

2014年3月31日 | 協会活動報告


  やはり、具体的に指示してあげることは大切だと思います。「お辞儀をしてくださいね」「頭をこちらに向けてくださいね」「足を手前に引いてくださいね」などの誘導指示のほうが具体的でどうすれば良いのか解りやすいものと思います。介護される側は自分で力を入れますので筋力等身体の維持になりますし、自分でできるという自信にもつながります。介助者は余計な負担が減り腰痛予防等につながります。まさしくお互いにプラスな関係です。

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また、依存する立場の気持ちについてですが、心理面で介護される側は引け目を感じるわけであります。つまり「借り」ができるということになります。借りが多ければ介助者の言うがままにならざるをえない事態が生じやすくなるのではないでしょうか。つまり弱者と強者の関係になり易いことに注意をして下さい。

そしてこういう場面もよくみられている事ですが、オムツ交換がはやいとか食事介助がはやいということで、素晴らしい人材だと尊重されることがあるようです。介護技術とははたしてそうなのでしょうか?と言わずも分かっている事です。スピードではありません。家庭でもできるオムツ交換や食事の介助をするのに国家資格は要らないんです。

このような話を聞いていて久しぶりに思いだした言葉がありました。「介護力士士」「過介護福祉士」。これはベッドから車椅子での移乗で例えるならば、力士のごとく投げ飛ばすように車椅子にえいっと力任せに移乗させたり、本人様のできる事もすべてを全介助でしてあげることが美徳と考えているという方の例えを揶揄した言い方だそうです。

さて、話をもどしてみますが、介護される方の動作獲得の為にはどうすればよいのかという事ですが、毎日ケアされている方々の協力がなければレベルは上がらない。その為にはやはりケア提供での意識が大切である。つまり毎日のケアの統一が重要であると熱弁されていました。ケアをされる側も今日は脇の下に手を入れられて介助された、しかし他の人は腰をもって介助していたなど介助される方はとまどいもあると思います。だからこそ毎日介助してくれている方々に動作を知ってもらって日々の生活動作の中で細かくケア統一ができ、自立支援を促していく介護技術は何かと意識できればと思います。

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(つづく)

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