「外から見た老健」学びました(リハ部会研修:その18)
研修もいよいよ終わりに近づきました。株式会社リエンズ看護小規模多機能型居宅介護リエンズおよび住宅型老人ホームリエンズの管理者で、作業療法士そして介護支援専門員の三浦晃先生の講義は「セルフマネジメントに繋げるための学習」に進みました。「利用者へのアプローチも大事ですが、老健は地域貢献活動も大切ですし、加算にも関わってきます。解釈は幅広いのですが、例えば住民教育をする場合もそれに該当します。みなさんがもしそういう立場になったときに一役買えればと思い、私がいつも使っているものをいくつかピックアップしてきました。元気高齢者のフレイル予防は国の大きなテーマです。高齢者の方は自分の健康に興味、関心があります。そういう時にかぎ括弧の中に空欄を設け、『かっこの中に何が入るでしょう』と問いかけるやりかたをするといいです」と言いながら「『 』は第2の脳!」「『 』は第2の心臓!」というスラドを示し、さらに続けました。「『手』は第2の脳、『足』は第2の心臓、ですね。シンプルにインパクトがあるキャッチーなスライドを作っておくと良いです」として「なぜ『手』は第2の脳なのか?」という解説として脳の機能局在の図や、脳の部位と身体の機能の対応関係をまとめた図として知られる「ホムンクルスの図」を示し、前頭葉は使わないと退化することや、脳の中で頭、顔、そして手を司る部分の割合が非常に大きいことから頭と手を同時に使う運動が認知機能に効果があるという話をするとのことでした。
(つづく)
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