「生産性向上の取り組み」学びました(看護介護部会:その1)
看護・介護研究部会は11月9日(土)JAアズム別館3階302研修室で第2回の研修会「生産性向上の取組み」を開きました。33人が参加し、視察報告や事例発表などを通じ、生産性向上について学びを深めました。
研修会の司会は、視察に同行した介護老人保健施設ひむか苑の黒木慎一さん。開会にあたり「今回の研修で学んだことをそれぞれの施設に持ち帰り、今後の生産性向上に役立ててください」と呼びかけました。
まず、先進地施設視察報告として同部会の坂下和代委員長がマイクを握りました。この視察は同部会が会員老健施設を対象にしたアンケートの結果を踏まえて実施されたもの。視察先は福岡市西区にある社会福祉法人さわら福祉会特別養護老人ホームマナハウス。2004年10月に開設したマナハウスは全室個室ユニット型、特養60床、ショートステイ11床の施設で、介護付有料老人ホームが隣接しています。同部会では10月17日、委員等10名で視察を実施。施設概要や介護ロボット・介護ICT導入経過の説明を受けた後、2つのグループに分かれ、各フロアで導入後の活用常用について説明を受けました。
「医療に強い特養」、「誤嚥性肺炎になりにくい特養」、「地域に根ざした特養」という3つの特色に加え、「介護ロボットを使いこなす介護職」、「胃ろう、喀痰吸引を行う介護職」を全面に出し、「福岡で一番の特養」を目指しているマナハウス、過去8年間の介護職員の離職率は4.2%。これは2023年度における全国の介護職員離職率13.1%、および2022年の全産業離職率15.0%と比べて非常に低い数値となっています。また新卒者の人材も毎年複数名獲得できているなど、魅力ある職場となっているとのことです。
(つづく)
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