「生産性向上の取り組み」学びました(看護介護部会:その11)
ユニ・チャーム株式会社ジャパンフロア営業統括本部九州支店の伊藤貞彦マネージャーによる講義、「紙おむつ使用枚数分析による現場の実態把握と対策でコスト削減」。まとめに入り伊藤マネージャーは「コスト削減はほかにも色々あります。現場の職員が何に困っていて、何を改善していきたいかを事務側と現場側の双方が一緒になって話し合い、取り組み、成果を出していくことが大事です。たとえば紙おむつの交換を低頻度にすることで、コスト削減と、職員に時間のゆとりとご利用者様の快適性を生み出します。また排便コントールをしっかりすることでコストを削減しスキントラブルの発生率を下げることができます。そして自立排泄を促進することで、コストを削減するだけでなく自立排泄支援加算等で施設の収入を増やすことができます。これらの結果としてコスト削減と合わせ、施設の評判も上がります」と具体的な手法とそれにより期待される効果を示しました。
最後に「コスト削減は、毎月の支払金額を下げることです。きちんと現場状況や、紙おむつの使用状況を分析し、何が課題なのか、何を改善して行きたいか、そして何を目標にしていくかを事務側と現場側の職員全員で取り組んで行きましょう」と呼びかけると、会場には感謝の拍手が響きました。
(つづく)