シニアのアダルトサイト被害急増

2016年12月22日|

dscn34851s 「アダルトサイト高額請求ご用心」という記事が12月16日の宮崎日日新聞に載っていました。インターネットのアダルトサイトに接続し、高額な料金を請求されるシニアが後を絶たないとのこと。

 国民生活センターの集計では、アダルトサイトに関する全国の相談件数は2015年度9万6千件で、2011年度から6年連続で最多の相談テーマとなっており、特に60歳以上の男性からの相談はこの間に1.6倍に増えているそうです。そしてその一因として担当者は「スマートフォンの急速な普及」をあげていました。

 さらに子どもの場合有害サイト閲覧を制限するフィルタリングがあったり、学校で情報機器を扱う際の注意点を学ぶ機会があったりするのに対し、シニア層は学ぶ機会が限られ、アダルトサイトの危険性を認識することなく、無防備な状態でサイトに入り被害に巻き込まれる例が後を絶たないとのこと。%e3%82%b7%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%82%a2%e3%83%80%e3%83%ab%e3%83%88%e8%a2%ab%e5%ae%b3%e6%80%a5%e5%a2%97s

 

 そればかりでなく、世間体を気にして誰にも相談しない一方、自由になるお金を持っているので支払ってしまう人も多く「明らかになっている被害は氷山の一角」と関係者の見解が示されていました。

 適切に利用すれば非常に便利で、安全で快適な生活に大いに役立つスマートフォン。老健の利用者でも今後使用する人はますます増加していくと思われます。それに伴いこのような被害も増えていくことが懸念されます。一方、老健スタッフ、特に若い職員はスマホを使いこなし、その危険性も熟知している人が多いのではないでしょうか。利用者がインターネット関連の被害に陥らないとともに、情報機器を正しく安全に使用することを通じてより充実した在宅生活が送れるよう、老健そしてその職員が今後その指導、教育に当たっていく責務はますます高まっていくのではないか?と記事を読みながら考えさせられました。

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