「いだてん」誕生日(8月20日)

2019年8月20日|

8月20日は「日本マラソンの父」こと金栗四三(かなくりしそう)の誕生日。1891年(明治24年)の今日、熊本県玉名郡春富村(現・和泉町)に生まれました。現在大河ドラマ「いだてん」でその生涯が描かれていますが、自宅から小学校へ山坂越えて往復12kmもの通学路を走って行き来したことがマラソンの基礎を築くことなり、その後の活躍はもとより、各マラソン大会や箱根駅伝の開催に尽力されました。今や国民的スポーツとして全国各地でマラソン大会が開かれるようになりましたが、金栗が今に残した功績と言えるのではないでしょうか。

その金栗ですが、常に「いだてん」であったわけでなく、あったわけでなく、1912年(明治45年)のストックホルムオリンピックでは、レース途中に日射病で倒れ、翌日まで意識を失っていたそうです。国民の期待を一身に背負って走っていた金栗にとって、生涯大きな悔いが残ったかと思いますが、それでも無事に意識を取り戻し、その後もオリンピックに出場し続けたのは不幸中の幸いでしたし、現役引退後もわが国のマラソン振興に奔走した偉業は、まさに「日本マラソンの父」とたたえられるにふさわしいものと言えます。

まだまだ暑い日が続きます。強い日射のもとでなく、屋内でも熱中症の危険はついて回ります。温度管理、湿度管理、そして水分・塩分補給に務めながら乗り切りましょう。そして来年の夏はいよいよ2度目の東京オリンピック。もちろんマラソンも行われます。みんなで元気に応援しましょう。

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