桜島大噴火の日(1月12日)
1月12日は桜島大噴火の日。1914年(大正3年)のこの日、鹿児島県の桜島で明治以降最大の大噴火が始まったそうです。このときの噴火で多数の犠牲者を出し、流出した溶岩で対岸の大隅半島と地続きになったとのこと。火山灰は仙台市まで達したとも言われていますから、想像を絶する凄まじさだったことと思います。
さて、写真は昨年、令和2年8月9日の朝撮影したもの。場所は宮崎市内。ですから最初は噴煙とは思わず、不思議な雲だなあ、くらいにしか考えずにシャッターを切りました。しかしその後調べてみると、まさしく桜島の爆発。しかも噴煙が5千メートルも上がったため、このように宮崎市内からでもその様子を観察することがわけです。
一方、これは新燃岳。2018年(平成30年)3月6日の夕方、同じく宮崎市内で撮影した一枚です。2011年(平成23年)1月27日、52年ぶりの爆発的噴火(ブルカノ式噴火)を起こした新燃岳。同年9月7日の噴火を最後におとなしくなっていましたが、再び活動が活発となり、この日7年ぶりに爆発的噴火が発生しました。その後3月中旬以降噴火の間隔徐々に長くなり、今は活動をやめたようにも感じますが、さにあらず。新燃岳は今も活発な活動を続けており、状況の変化に応じた噴火警戒レベルが設定されていて、けして油断はできません。
コロナ禍の中にあって、もっぱらその対応に追われがちになりますが、自然災害は様々な形で私達に被害を及ぼしかねません。あらゆる事態を想定し、常日頃からその備えを怠らないようにしたいと考える今日この頃です。
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