6月15日は「世界高齢者虐待啓発デー」

2022年6月15日|

6月15日は「世界高齢者虐待啓発デー(World Elder Abuse Awareness Day)」。2011年(平成23年)12月の国連総会で制定された国際デーの一つです。

2021年11月21日付けの朝日新聞デジタルによると、宮崎県内で2020年度、親族らによる高齢者への虐待だと認定された件数が134件にのぼり、これは過去5年で最多とのこと。記事には「被害を受けたら独りで抱え込まず市町村に相談を」という県長寿介護課のコメントも紹介されていました。

世界のほとんどの国で高齢者の人口が増加し、これに伴い高齢者虐待の増加が予想されている中、「世界高齢者虐待啓発デー」は「高齢者虐待は世界中の多くの高齢者の健康と人権を侵害する世界的な社会問題」として「高齢者の虐待や苦しみに対して反対を表明する日」、そして「虐待防止のための取り組みを啓発する日」とされています。

言わずもがな、老健施設においても高齢者虐待は絶対にあってはならないものであり、「身体的虐待」はもちろんのこと、「心理的虐待」、「性的虐待」、「経済的虐待」、そして「介護・世話の放棄・放任」など、あらゆる虐待を根絶するとともに、高齢者の尊厳を守り、意思を尊重したケアに努めるべく、思いを新たにする「世界高齢者虐待啓発デー」にしたいと思います。

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