米の日(8月18日)
8月18日は「米の日」。宮城県民謡の「米節(こめぶし)」で「米という字を分析すればよ 八十八たびの手がかかる お米一粒粗末にゃならぬ 米はわれらの親じゃもの」と歌われている通り「米」という字を分解すると「八十八」となることから、1978年に三重県が制定したそうです。
写真は宮崎市鏡水(かがみず)地区で7月下旬に撮影した田園風景。黄金色に染まった稲穂が頭を垂れ、まもなく収穫をむかえようとしていました。左下にハイビスカスが一輪咲き、南国の風情を醸し出していました。
縄文晩期に北九州地方に伝来し、弥生時代になって日本列島を東へ広まったと言われる水田稲作の技術と文化。私達の生命をつないできてくれました。そしてまた老健を利用されている方の多くも農業に携わり、田畑を耕し、山林を育て、地域社会を作り、そして文化や伝統を受け継いで下さって来られました。「豊かで美しい自然」と言っても、先人たちのたゆまぬ努力があってこそのもの。感謝の気持ちでいっぱいです。
ご飯の一粒一粒に込められた歴史の重さ、人々の思いに気持ちを寄せながら味わい、噛みしめる米の日にしたいと思います。
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