鏡開き2023
1月11日は「鏡開き」。「お正月の間に年神様のよりどころとして飾っておいた鏡餅を下げていただく儀式」であり、年神様の宿る鏡に見立てた餅を開くことで年神様を見送り、お餅を食べることで年神様の恩恵を体内に取り込み、無病息災を願うものです。その際、神様のよりどころである鏡餅を刃物で切るのは御法度。鏡を割るのももってのほか、そこで「開く」という表現が用いられるようになったとか。そのため飾ってあった鏡餅を下げ、小槌や手を使って開くのだそうですが今は鏡餅の形をした容器の中に普通の餅が入っているものも出回り、まさしく容器の蓋を「開」いて鏡開きをするようにもなりました。
室町時代にその歴史が遡るとも言われる鏡餅。大きな餅は喉に詰まらせる危険がありますので、別な形でこの儀式にあやかったものを提供する老健施設もあろうかと思います。「ああ、今日は鏡開きやったねぇ」と懐かしんでもらいながら、楽しいひとときを過ごして頂きたいと願う1月11日です。
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