「地球は回っている」(5月23日コペルニクス地動説発表)
5月23日はコペルニクスの「地動説」が発表された日。1543年、今から480年前の今日、著書「天球の回転について」が出版されたのですが、脳卒中で病床に伏していた彼は、その翌日この世を去ったのだそうです。享年70歳でした。
今では「太陽のまわりを、地球やその他の惑星が回っている」というこの「地動説」は常識となっていますが、それまでは「地球は宇宙の中心にあり、太陽や星は、地球の周りを回っている」という「天動説」が信じられていました。ですから「地球が回っている」と言われてもにわかには信じられず、その後地動説を支持したガリレオ・ガリレイが1633年、宗教裁判で有罪となり「それでも地球は動いている」とつぶやいたのは有名な話です。そしてローマ教皇庁とカトリックが正式に放棄し、地動説を承認したのは1992年、裁判から実に359年もたってからのことでした。
写真は日向灘から徐々に上昇してくる朝日。と言ってもこれは地球が自ら回っているためであって、「朝日が上昇しているように見える」と言った方が良いのかもしれませんが、論はともかく、このような厳かなシーンを目の当たりにすると、1億4960万km離れた地球に、8分19秒もの時間をかけて、光とぬくもりを届けてくれる太陽には感謝の気持ちがわいてきます。
「日本のひなた」をキャッチフレーズに掲げる宮崎県。今日も太陽のような明るさとぬくもりで、利用者様のケアにあたろうと思う5月23日です。
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