ラッパ水仙

2012年4月3日|

 本日、43日の誕生花(の1つ)はラッパ水仙。そしてその花言葉は「尊敬」だそうです。ふむふむ。淡い黄色の花の中に濃い黄色が引き立って、清廉で高貴で凛(りん)とした姿からは、「尊敬」という印象が連想されなくもないです。


 ところが、このラッパ水仙には、ほかの花言葉もあります。それは、「あなたを待つ」、「片想い」、そして「報われぬ恋」。うーん、なんだかこっちの方がしっくりします。見方を変えるとこの花は恋い慕う相手の姿を一目見ようとするかのように、背伸びして遠くを見つめ、今か今かと身を乗り出さんかのごとくたわむ細い茎、待ち焦がれ、そわそわするような葉。こんな綺麗な花を待たせるだけ待たせたあげく、ふってしまうなんて、なんとひどいお相手なのでしょう、と思ってしまいます。「さざんかの宿」ならぬ、「ラッパ水仙の宿」という演歌があってもおかしくないような(T_T)


 このような、美しくも悲しい花言葉を持つのがラッパ水仙の花。しかし、打って変わってラッパつながりで、「ラッパを吹く」となると、「力量以上に大きな事を言ったり誇張して言ったりする。ほらを吹く(広辞苑より)」という意味になってしまいます。これは水仙が悪いのではありません。ラッパに原因があるのです。


 つまり、ラッパは吹き口の方は小さいのに対し、音が出る側は大きく広がっています。ホラ貝も同様です。小さく口をすぼめて息を吹くのに、出てくる音はすごくでかい。そこから「ラッパを吹く」などと不名誉な言われ方をされてしまって、なんだかラッパに申し訳ない気持ちです。


くしくも今日、43日は、東京フィルハーモニーが第1回公演を行った日でもあります(明治43年!)真ちゅうのくだを巻いて作られた金楽器のラッパだけに、「俺たちの奏でる音はみんなに感動を与えるんだぜ!なんで俺たちそんなふうに悪者扱いされなきゃなんねぇんだよ、プンプン<(^´)>」って、くだをまかれるかもしれませんね(※)。


 


(※)「くだをまく」の「くだ」は「管」ではありません糸車の「くだ」のことですので念のため。

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