雑草とは何か?

2012年5月3日|

 「雑草とは何か?その美点がまだ発見されていない植物である」と言ったのは、アメリカの思想家で、詩人でもあるR.W.エマーソン(「生きる勇気がわく言葉」、夏村波夫編、雄鶏社)。これは「人には必ずいい所がある。めげず、あきらめず、努力を続ければ、必ず能力は開花する」という事を言わんとしているようです。英語のことわざには、”Every dog has his day.“(誰にでも得意な時代があるものだ)というのもあります。自分の特技や、いいところがわかっている人もいれば、そうでない人もいるはず。お互いにいいとこを見つけ合っていくことで、雑草は名花へと変身していけるのではないでしょうか。

 所変わって日本には、「五月蕨(わらび)は嫁に食わせるな」ということわざがあります(「暮らしの中のことわざ辞典」、折井英治編、集英社)。これは、「5月のわらびはおいしいので、こんなうまいものは嫁に食わせるな」という意味だそうですが、それはないんじゃない<(^´)>。しかし、雑草にも見えなくもないワラビに美点を見いだし、最初に食べた人はすごいと思います。

 それはそうと、庭の雑草がどんどん生えてきている今日この頃です。草むしりをするべきか?はたまたそのまま伸ばして美点を見つけるべきか?悩める今日この頃です。えっ?「悩まずむしれ」って!?(-_-;)

« 前のページに戻る

TOPへ