透明な道路(?_?)

2012年5月16日|

 子供のころ、真剣にそう思っていたのです。「透明な高速道路」だと。そうです。「東名高速道路」のことです。東京と名古屋だから「東名」だなんて、思いもしない。ましてやテレビや漫画や推理小説などに、しばしば「透明人間」が登場していた時代。子供同士で「都会には”透明高速”ていうとがあっとじゃげな」「ガラスででけちょっちゃろか?」「なんかおじいごつあるね」などと本気で話していたのでした。あのピンクレディーが「じつはじつはわたくし、透明人間なのですー」と歌い、踊っていた頃には、さすがに「透明」じゃなくて「東名」だとわかるようになってきたのですが・・・。

 414日、新東名高速道路(御殿場ジャンクション?三ヶ日ジャンクション間、延長約162キロメートル)が開通しました。これによって、静岡県内の高速道路の渋滞が解消されると期待されるとのこと。地図で見ると、東名高速があって、そして新東名高速があって、2本が並んで走っています。「うらやましいなあ」と思いました。だって、宮崎はまだ1本すら出来上がっていないのですから。

 そう思っていたところ、511日付けの宮崎日日新聞の1面トップに朗報!東九州自動車道の宮崎?大分間が2016年度中に全線開通するとのこと。ヤッター?(~o~)/。これにより宮崎と延岡の間は1時間15分で結ばれ、一般道よりなんと51分も短縮されるそうですから、これは嬉しい話です。

 老健施設に勤め、利用者様のかけがえのない命を預かる者の一人とすれば、特に医療面における恩恵に大きな期待が持たれます。もちろん、観光や物流などにおける利便性も向上し、宮崎県がもっと元気になるといいと思います。そしてこれを機に、宮崎市以南の自動車道整備も進んで欲しいものです。

 今はまだ「透明」な道路ですが、形となって私たちの前に姿を現すまであと約4年。多くの人の「命」を救う道となって欲しいと願ってやみません。

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