お好きな服は?(秋の七草)

2011年10月17日|

  「秋の七草色増すころよ 役者なりゃこそ旅から旅へ・・・」で歌い出すのは、霧島昇さんが歌った名曲、「旅役者の」です。西条八十作詞、古賀政男作曲、というゴールデンコンビによる作品です。この時期になるとついつい口ずさんでしまう一曲です。

 歌い出しに出てくる「秋の七草」とは、女郎花(おみなえし)、薄(すすき)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、藤袴(ふじばかま)、葛(くず)、萩(はぎ)7つ。春の七草だと「せりなずなー、ごぎょうはこべらほとけのざー、すずなすずしろこれぞななくさ」と五七五で覚えやすいし、七草がゆも食べる習慣もあるので、わりと馴染みがあるかと思うのですが、秋の七草は覚えにくいし、馴染みも浅いのではないでしょうか。老健の利用者様に尋ねても、「せりなずなー、・・・」はすぐに出ても、「おみなえしー、・・・」と答えられる方はめったにお目にかかれません。

 ところが、秋の七草の覚え方、ちゃんとあるんです。数年前、テレビの天気予報のコーナーで、気象予報士の方がおっしゃっていました。「『お好きな服は?』と覚えるといいですよ」と。

 つまり、

 お(おみなえし:女郎花)

 す(すすき:薄)

 き(ききょう:桔梗)

 な(なでしこ:撫子)

 ふ(ふじばかま:藤袴)

 く(くず:葛)

 は(はぎ:萩)

というわけです。いかがでしょうか?これなら覚えられそうですか?

 え!?「オリーブ、スイートピー、きんもくせい、なのはな、フリージア、クロッカス、ハイビスカス」になる!?うーん・・・。 

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