迫田 前副会長退任の挨拶

2014年7月9日 |

当協会の副会長として長年協会運営にご尽力いただき、このほど退任されました迫田耕一朗先生より、退任にあたってのお言葉を協会にお寄せ下さいました。

 以下、その内容を原文のまま掲載いたします。

 

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老健協会の役職退任にあたって

                            2014/6 迫田耕一朗

宮崎県の老健協会は全国に先駆け公益社団法人化を成し遂げた。これは大野和男会長の先見性と強力な牽引力の賜である。氏のリーダーシップに憧れたのは小生だけではあるまい。代を引き継いできた事務局長諸氏は実働部隊のトップとしてその実現に奔走された。今後老健がより公益性を発揮するためには時代の要請に柔軟に呼応できる体制作りが必須であろう。勿論その前提要件は老健施設を有する各法人の経営の安定化である。それは次世代リーダーの台頭にかかっていると言っても過言ではない。小生は副会長として総務委員長と理事や全老健予備代議員を仰せつかり会長補佐役として約14年を務めさせていただいた。その任務の一つとして次世代を担う人材の育成を目標に掲げたことを想い出している。会員の皆様のお役に立てたか否かは心許ない限りであるが、ここにご支援を賜った皆様へ委員会活動の一端をご紹介申し上げ御礼とし御願いを申し添えるところである。任を賜った当初「県内全ての老健施設から委員会の委員を出していただこう」と県老健誌に載せていただいた。委員を供出し協会運営に加担させることはリーダー育成につながり優秀なリーダーが必ずや会員施設を発展させるであろうと考えたからである。現在、宮崎県老健協会の会員施設は44施設である。組織は3部門(総務・学術・事務長会)の9委員会で構成され各施設から100名を越える委員を出して頂いている。今や委員会活動に精を出した委員諸氏は著しい成長をみせ各法人施設や老健協会と社会活動におけるリーダー的役割を果たしている。委員会活動はボランティアであるが委員会活動への参加は優秀なリーダーを育成するのに大変有用な手段であったと自負している。今後更に多くの施設から委員を供出され人材育成に役立てて欲しいと願う由縁である。委員総数は年々増加しているが供出施設数は未だ半数に止まっている。供出施設数を増やす特効薬はないが次世代リーダーを育てるというトップの意思決定が最も重要であることに論は待たない。全老健の会長選挙や九州ブロック理事の推薦においても若返りの傾向が伺える。宮崎県老健協会も役員の若返りや委員のローテーション等について一考を要する時期かも知れない。余談を許さない日本経済のなか医療法人は社会医療法人化を余儀なくされる時代である。様々な変化に自在に呼応できる次世代リーダーの育成と登用に関する方策が協会に求められている。ついては人材育成に関わる物心両面のサポート体制を累々と推し進めて欲しいと願っているところである。事務局は潤和会リハビリテーション記念財団へ間借りし会員の負担軽減を図っていただいている。潤和会のご助力に感謝を申し上げるとともに大野会長におかれては我が国の現状と施策を熟知した先達として今後とも我々の歩むべき道をリードして欲しいと願っているところである。

最後になりましたが皆様の健康が支えられ益々良いお仕事がなされますように、そして会員施設と老健協会が益々発展されますよう念じながら退任のご挨拶とさせて頂きます。

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