介護老人保健施設とは
介護老人保健施設とは
平成12年4月より介護保険制度が導入されましたが、介護老人保健施設は、従来通り地域の介護が必要な高齢者を支援していく施設として位置づけられます。
病状が安定し、治療や入院の必要はないが、リハビリを含む看護や介護などのケアが必要な方が要介護認定を受けられた後、ご利用できます。
利用者各個人の必要に応じ、医学的管理のもとケアプランに基づいた日常生活の看護・介護を提供し、専任のリハビリスタッフが行う機能訓練や無理のない日常生活動作訓練をしていく中で機能回復を目指します。
病状が安定し、治療や入院の必要はないが、リハビリを含む看護や介護などのケアが必要な方が要介護認定を受けられた後、ご利用できます。
利用者各個人の必要に応じ、医学的管理のもとケアプランに基づいた日常生活の看護・介護を提供し、専任のリハビリスタッフが行う機能訓練や無理のない日常生活動作訓練をしていく中で機能回復を目指します。
介護老人保健施設の理念、5つの機能
理念:介護老人保健施設は、利用者の自立した生活を営むことを支援し、家庭復帰をめざします。また、施設は明るい家庭的な雰囲気を持ち、地域や家族との結びつきをめざします。
- 包括的ケアサービス施設
- 利用者の意思を尊重し、望ましい在宅又は施設生活が過ごせるようチームで支援します。そのため、利用者に応じた目標と支援計画を立て、必要な医療、看護や介護、リハビリテーションを提供します。
- リハビリテーション施設
- 体力や基本動作能力の獲得、活動や参加の促進、家庭環境の調整など生活機能向上を目的に、集中的な維持期リハビリテーションを行います。
- 在宅復帰施設
- 脳卒中、廃用症候群、認知症等による個々の状態増に応じて、他職種からなるチームケアを行い、早期の在宅復帰に努めます。
- 在宅生活支援施設
- 自立した在宅生活が継続できるよう、介護予防に努め、入所や通所・訪問リハビリテーションなどのサービスを提供するとともに、他サービス機関と連携して総合的に支援し、家族の介護負担の軽減に努めます。
- 地域に根ざした施設
- 家族や地域住民と交流し情報提供を行い、様々なケアの相談に対応します。市町村自治体や各種事業者、保健・医療・福祉機関などと連携し、地域と一体となったケアを積極的に担います。また、評価・情報公開を行い、サービスの向上に努めます。
サービスの種類
- 施設入所サービス(ロングステイ)~施設サービス~
- 施設入所をしていただき、利用者に合わせたケアプラン(介護計画)を策定。
家庭にいるような心地よい雰囲気の中で看護・介護・リハビリ・レクリエーションを行い、家庭復帰・自立支援のためのお手伝いをします。 - 短期入所療養介護(ショートステイ)~居宅サービス~
- ご家庭の都合(介護疲れ・冠婚葬祭・旅行など)で一時的に自宅での介護ができない場合、短期間でロングステイと同じサービスをさせていただきます。
- 通所リハビリテーション(デイ・ケア)~居宅サービス~
- ご家庭で療養されている方が、施設において健康チェック、日常生活介護、リハビリ、レクリエーションなど1日の中で楽しい時間を過ごしていただきます。ご希望により、食事・入浴・送迎のサービスを受けることができます。
利用対象者
要介護認定の結果、下記の区分に認定された方
要支援1・2 | ─ |
---|---|
要介護1 | ● |
要介護2 | ● |
要介護3 | ● |
要介護4 | ● |
要介護5 | ● |
要支援1・2 | ● |
---|---|
要介護1 | ● |
要介護2 | ● |
要介護3 | ● |
要介護4 | ● |
要介護5 | ● |
利用料
施設利用のための費用については施設に掲示されています。
介護老人保健施設は、お年寄りの自立支援、家庭復帰という目標を実現するために、医師、看護職、介護職、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、栄養士、支援相談員など、様々な職種が一丸となって1人ひとりのお年寄りに関わります。
介護老人保健施設では、それぞれの職種がお互いの役割と責任をよく理解し、専門的知識・技能を十分に発揮しながら、1人のお年寄りに関わる、チームワークをとても大切にしています。