早く年をとりたい(^o^)

2012年7月2日|

 623日の朝日新聞の「55プラス」のコーナーには、「早く年をとりたがる」という人達が紹介されていました。そういえば子供の頃、「早く大人になりたーい!そしたら宿題しなくていいもーんヽ(^o^)丿」と思っていましたが、これはちょっと違います。

 その記事は、「マスターズ陸上」の話題。「いくつになっても楽しめる生涯スポーツ」とありました。原則35歳以上で会員登録すれば、だれでも、何歳でも大会に出られるから手軽です。しかも、都道府県の大会から全国8ブロック、全日本マスターズ、そしてアジアマスターズ、さらには世界マスターズ陸上と、世界への扉が開かれているのも魅力です。昨年度は95件の日本新記録が生まれ、そのうち6件が世界新記録というから驚き!こりゃあロンドンオリンピックに出場する選手達にとっても、刺激と励みになるのではないでしょうか。

 とりわけ感慨深いのが、その記録は5歳刻みでクラス分けされた中で、それぞれ記録を競い合うという制度。そのため、60歳や75歳などクラスが1つ上がると「最年少選手」になるため、新記録が狙いやすくなり、そこで「マスターズの選手はみんな早く年を取りたがる」ということになるのだそうです。だから、64歳の選手だと、「早く65歳になりたい!!」と願いながらそれぞれの種目の練習に打ち込むわけです。もちろん狙うは「年金」じゃなくて「金メダル」!

当然ながら記録を目指すだけがマスターズ陸上ではありません。生涯スポーツに取り組むことで心身の健康が保て、練習や競技を通じて国内外の仲間と交流の輪が広がるのも大きな魅力のようです。マスターズ陸上に取り組むことで、「年を取ること」にすこぶる「前向き」になれるかもなあ、と感銘を受けました。もしも競技種目に「背走」なんてのがあれば、これは「後ろ向き」かもしれませんけれど・・・、たぶん、その種目は無い、はずです(~_~;)

DSCN2085.JPG  ↑写真はマスターズ陸上大会ではないのですが、610日に行われた県民スポーツ祭の100メートル競走の様子。この大会も同じく5歳刻み。老男女が健脚を競っていました。

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