よみがえった相生橋

2016年7月21日|

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 712日の夕方、見事な虹が架かりました。上の写真は宮崎市の跡江にて、旧相生橋付近で撮影したものです。

 この旧相生橋は、昭和46年(1971年)の3月に建設され、44年間にわたり活躍してきました。しかし昨年(平成25年)210日に現在の新相生橋が開通したのに伴い、現役としての役目を終え、現在解体作業が進められています。

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(↑解体されるまえの旧相生橋)

 ところがです。この日の虹はその解体中の相生橋の左岸と右岸をみごとに渡していたのです。しかもダブルで!

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(↑左岸側はこんな感じで、ちょうど橋のあたりからすーっとのびていました)

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(↑右岸側。しっかりくっきり届いていました)

 写真ではわかりませんが、この時雨が降っていました。しかしそれも忘れるくらいの美しさで、うっとりしながらシャッターを押しました。この虹は長年頑張ってきたことに対する労をねぎらうとともに、今後解体が進むにつれてその姿が消え去ってしまっても、私たちがこの旧相生橋のことを忘れてしまわないように、これほどまでに美しい虹の橋をもう一度架けてくれたのだと思います。そんな心優しい二重の虹の粋な計らいに思わず「ありがとう」とつぶやいたのでした。

 私たちが働く老健施設は、病院と自宅や地域社会をつなぎ結ぶ「架け橋」。その役割をしっかり果たしたい!そしてそれよって「ありがとう」と感謝されるよう頑張りたい!この見事な虹の橋のように。この日の虹を見ながらそのように思った、神聖で感銘深いひとときでした。

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