「介護」を育む緊急集会に2000名

2015年1月13日|

 (公社)全国老人保健施設協会(全老健)は18日、東京都の日比谷公会堂で「介護育む緊急全国集会」を開きました。

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 これは140万筆を越えた「介護従事者の生活と人生を守り、利用者へのサービスの質を確保するための署名」の活動の集大成。全国から老健施設職員や賛助会員など、実に2000名を越える参加があり、宮崎県からも7人が参加しました。

 集会は全老健の四藏直人副会長が開会を宣言。東憲太郎会長の挨拶、平川博之副会長の趣旨説明に続き、「介護従事者を育むためには」と題し、国際医療福祉大学大学院の中村秀一教授と上智大学の栃本一三郎教授による提言がありました。

 そして賛同団体関係者の挨拶があり、続いて自民党および公明党の国会議員からの力強い応援メッセージが寄せられました。さらに「全国の介護従事者の声」として、福島県、東京都、大阪府、沖縄県の各現場で介護に従事する代表者4人が、現場の切実な実情を訴えると、会場には賛同の拍手が鳴り響きました。

 全国老人保健施設連盟の成尾洋之副委員長が(1)「介護・障害福祉従事者の人材確保のための介護・障害福祉従事者の処遇改善に関する法律」の趣旨に基づき、介護従事者の人材確保や処遇改善につながる施策が講じられること、(2)介護サービスの質を確保するため、平成27年度介護報酬改定における介護報酬の増額・・・の2点を強く求める緊急集会宣言を読み上げ、最後に全老健の三根浩一郎副会長の音頭による頑張ろうコールが会場中に響き渡り、2時間にわたる緊急全国集会は閉会となりました。

なお、この「介護」を育む緊急全国集会の模様は、全老健発行の機関誌『老健』3月号に掲載予定とのことです。

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