「生きざま」感じた身障者作品展
4月18日から23日にかけて、都城市身体障害者福祉協会主催の作品展「不自由も自由のうち」が都城市立美術館で開催されました。
(↑会場となった都城市立美術館)
会場には身体に様々な障害を抱える会員の方々によるちぎり絵、水彩画、写真、折り紙、書道、詩画などが所せましと展示されていました。
(↑重度の障害がある会員が描かれた作品。今にも「ニャア」と鳴きそうなかわいさでした)
(↑車椅子マラソンチームの仲間を撮った、どしゃ降りの中の激走シーン撮られる人、撮る人双方の真剣さが伝わってきました)
(↑「だれだってすべてをうけとめ生きている 何ごともなかったような顔をしていても」の詩が添えられたこの作品は、怪我により利き手が使えなくなり、作業療法で「利き手交換」に取り組んだ方のもの。塗り絵から始まった作品づくりはやがて詩画へと発展し、県内外の様々な賞を受賞されるまでになったそうです。おだやかな表情の絵と、この詩の背景から伝わる作者の生き様に感動を禁じ得ませんでした)
「不自由も自由のうち」と銘打ったこの作品展。身体が不自由であるという現実を受け入れつつもそれに屈することなく、新たな価値観や感性を身につけて創作活動に取り組み、その中で生き甲斐を得るばかりでなく、観る者に感動を与えるほどの素晴らしい作品の数々をこのような作品展で発表されていることに胸を打たれました。そしてこのことは、利用者の在宅復帰のみならず、地域で活動し社会で参加することを支援する老健施設の果たすべき使命と相通じるものだと再確認することができた、大変有意義な作品展でした。
(※会場および作品の撮影にあたっては、主催者の了承を得ておりますので申し添えます)
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