「“働く生きがい”つくる研修会開きました」(キャリアアップ中堅者研修/看護・介護研究部会:宮崎会場その2)

2017年6月27日|

 研修はまず国内県内の人口推移、その中での生産年齢人口などについて触れつつ、介護業者の倒産が過去最悪のペースで進んでおり、その背景として介護分野の人手不足があること、そして介護人材が集まる企業づくりのため(1)介護を目指す人が働きたいと思える職場、(2)職員が辞めない職場、(3)職員の将来に向けての成長の道標と、仕事の評価、良好な人間関係・・・が重要であることが説明されました。

  これを踏まえて「モチベーションとは(行動にかりたてる力/動機とは)」、「働く意味(仕事をどう捉えるか/キャリアデザインの作り方/目標を持つ)」という流れで進められました。この中で「働く意味(仕事をどう捉えるか)」については、「3人のレンガ職人」という物語をもとに、グループワークが行われました。旅人が3人のレンガ職人に各自の仕事に対する考えを聞いて回る内容で、メンバーはそれを今の自分に当てはめ、自分は仕事をどう捉えているか、今後どのように仕事をしていきたいか、など意見を出し合い、各グループとも真剣なワークが行われました。

 その後各グループでの話し合いの結果が発表されました。各グループとも自分自身の働く意味を見いだし、働くことに誇りと生きがいが持てるような素晴らしい内容で、受講者は自分たちと他グループとの違いや共通点を見いだそうと真剣に聞き入っていました。ひとつの発表が終わるたびに、他グループからは拍手がおくられました。

 研修の終わりに講師の島原竜一先生は、介護が人と関わっていく仕事であり、そのために感性を磨くことが重要と指摘しつつ「皆さんも仕事が大変で、悩みや不安があるかもしれませんが、『自分が決め手意味づけしている』という意識で仕事に取り組めば職場も変わるし、人生が豊かになります。そういう意識で仕事に取り組んで欲しいと思います」と呼びかけて講義を締めくくると、会場には受講者からの感謝の拍手が鳴り響きました。

(おわり)

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