研修会開きました(看・介部会:その4)

2012年6月18日|

 研修会の後半のテーマは、「部下をやる気にさせるコーチング ?出来る人から伸ばす人へ?」。前半での講義を踏まえ、参加者はまず「関わり方チェックシート」を用い、自らの部下への関わり方を振り返りました。これを踏まえて、”コーチング(Coaching)“と”ティーチング(Teaching)“および”カウンセリング(Counseling)“との違いを学びました。

 「コーチング」とは、「個人の自己実現をサポートするコミュニケーションスキル」とのこと。ティーチング」とのこと。例えば、ティーチングが知識を与え、カウンセリングが気持ちに寄り添うのに対し、コーチングは「気づきを生み出す」のが特徴。小宮先生は (1)「答え」は、自分自身が持っている、(2)人はみんな、無限の可能性を持っている、(3)その「答え」を見つけるために、サポートするコーチが必要なのである、という「コーチング3つの哲学」を示しました。そしてその技術として「傾聴」「承認」「自己管理」「確認(リクエスト)」「質問」というコーチングの技術(5つのスキル)について具体的に学んだ上で、参加者はグループワークに取り組みました。

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(↑グループワークの様子。それぞれの立場に立って、みな真剣に取り組みました)

 グループワークでは、「あなたが改善しようと考えている課題について」をテーマに掲げ、31組になった参加者がそれぞれ聞き手(コーチ役)、話し手(クライアント)、オブザーバーとなり、役割を交代しながら真剣にその手法を習得していました。

 悪天候にもかかわらず多数の参加があり、会場は熱気にあふれていました。参加者達にとって、各施設における看護・介護の管理職として、自己を振り返る機会が得られた意義深い研修となりました。 (終わり)

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