ケアマネ試験合格発表!

2012年12月11日|

 ケアマネ試験、正しくは介護支援専門員実務研修受講試験の結果が1210日に発表されました。宮崎県は1,798人が挑み、合格者は281人。合格率15.6%という結果でした。 昨年の合格者数191人、合格率10.89%と比べると、合格者数および合格率ともに向上したと言えますが、試験がスタートした平成10年頃と比べると、かなり厳しい数字と言えます。受験者の大半が日々業務等に追われながらの勉強。さぞかし大変だったことと思います。合格された方はおめでとうございます。そして残念ながら合格できなかった方は合格基準および正答も公表されていますので、それも参考にしながら来年の合格に向けて頑張りましょう(^O^)

 おっと、合格された方々も喜んでばかりはいられません。先述の通り、ケアマネ試験、正しくは介護支援専門員実務研修受講試験。合格して即ケアマネになれるわけではなく、この実務研修を受ける権利をゲットした!というだけです。自動車運転免許で言うなら、仮免に合格した状態とでも言いましょうか。

 この実務研修、なかなか大変です。朝から晩までみっちりのメニューが前期3日、後期3日あります。そして前期と後期の間には、実際に介護保険を利用されている要介護の方に協力してもらい、自宅を訪ね、認定調査や情報収集をしてケアプランを作成しなければなりません。これもまた日々の業務をこなしながらの作業ですから結構大変です。

 それでも、そのような作業をする中で、「自分の受け持ちの方の生活や人生を、より生き生きと、充実したものにしていくためにはどのような支援をすればいいだろうか?」と考え、本当に自分が介護支援専門員になったつもりで、協力者やそのご家族の事を思いやる良い機会を得ることができます。

 さらに、グループワークでは、合格した他の施設、違う職種、異なる年代の人たちと話し合い、様々な情報を交換、共有する素晴らしい機会にもなります。中にはそのグループで同期会を開いて親睦を深め合う人たちもいて、大変だけど、その分充実した研修になること請け合いです。講師の先生や各グループを指導するファシリテーターの方々とも密な意見のやりとりをすることができますから、今後実際にケアマネージャーとなって仕事をしていく上でも貴重な経験をすることができます。

 合格した人、そうでなかった人、これから進むステップは違いますが、それぞれ今回の結果を受け止めて、新しい第一歩を踏み出してもらいたいと思います。

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