寒くて苦しい鳥

2012年12月25日|

 さすがに寒い日々が続いています。だけど、寒さに震えているのは人間だけではありません。動物だって寒いものです。猫がコタツで丸くなれば、蛇も蛇穴で丸くなります。

 そんな中、「寒苦鳥」という鳥がいることを知りました。「かんくちょう」と読むそうです。生息地はインドの山奥。夜になると寒さに苦しんで(だから寒苦鳥と言うのですね)、「こんなに寒いとたまらん。夜が明けたら巣を作って寒さをしのごう」と鳴くらしい。しかし、朝になって気温が上がってくると、夜の寒さを忘れ、「人生、じゃなくて鳥生どうせはかないものよ。何で巣作りなどくたびれる労働をせにゃならんのだ」と巣を作らずに過ごす。そして夜になって寒くなるとまた「寒くてたまらん!朝になったら巣を・・・」と鳴くという、その繰り返しで日々を送っているのだそうです。

 へえーっ、珍しい鳥もいるもんだ、一度見てみたいものだ・・・。と思いきや、この寒苦鳥、想像上の鳥だそうです。なんだぁ。

 それはそうと、夜も昼も寒い日々が続いているのが現実の今日この頃です。南国宮崎だって寒いんです。五ヶ瀬町には日本最南端のスキー場だってあるんです。こんな寒いと、さすがに寒苦鳥だって「こりゃあ寒いわい。巣作りをしなくちゃ凍えてしまうよ」となるかもしれませんね。老健の利用者様はもちろん、私たち自身も健康管理に十分留意して春を待ちましょう。

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