星の流れに(ペルセウス座流星群)

2013年8月12日|

 「星の流れに 身を占って どこをねぐらの今日の宿 ・・・・・」というのは菊池章子(きくち
あきこ)さんの代表曲「星の流れに」です。作詞は清水みのる、そして作曲を利根一郎というゴールデンコンビが手がけた、1947年(昭和22年)の大大大ヒット曲です。1番から3番まで「こんな女に 誰がした」で終わるその歌詞は、寝る場所も決まっていない、身も心も疲れ果てた女性が、生き別れた妹や母親と一目逢いたいと切望しながら、夜の街をさまよう、というとても悲しい内容なのですが、ゆったりとしたメロディーを菊池章子さんが情感たっぷりに歌い上げていて、ずずずーんと胸に響く名曲です。

 さて、812日から13日を中心にペルセウス座流星群が見ごろです。しかも、自然科学研究機構国立天文台のホームページによれば、「今年(2013年)のペルセウス座流星群は、日本でたいへん条件よく観察できる」と考えられており、「このような好条件で観察できる年はあまりありません」とまで断じています。

 12日の真夜中前後から13日の明け方前にかけて、特に多くの流星が観察できるようです。しかも、「空の広い範囲が見渡せれば、どちらを向いて観察しても構いません」ということです。名曲「星の流れに」を鑑賞しながら、夏の夜空の天体ショーを楽しんで見てはいかがでしょうか。ただし、寝不足にならないようお願いします。

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