ポケットマネーに学ぶ

2013年9月2日|

 先日、ズボンのポケットに100円玉を入れていたのです。これぞまさしく「ポケットマネー」。自販機でジュースを購入しようと思い、ちょっとの時間、そして距離だから、と油断したのがいけなかったのです。

 自販機の前に立ち、おもむろにポケットに手を入れてみると・・・Σ(゚д゚lll)。なんと無いじゃありませんか!100円玉が。よくよく探しても何もない!いや、あった!見つけたのはなんとポケットにぽっかりあいた穴でした。ガーン。

 幸い、路上に落ちていた100円玉を見つけて事なきを得たのですが、省みますと、ポケットを過信していたこと、そしてポケットの確認を怠ったことが原因だと言えます。

 考えてみますと、私たち老健施設に勤める者は、利用者様のケアを行う上で、様々な道具を用います。そのことにより、介護をされる方の苦痛および介護する側の負担を軽減できるほか、作業効率の向上、そして安全性の向上もはかれて、ケアの質が向上するものも少なくありません。しかし、それはあくまでもその道具が故障(trouble)や異常(abnormality)がなく、かつ適正に使用された上での話。

 たとえば、ズボンのポケットなら穴は一個、物の出し入れをするためにあいているのが通常であり、それによって何かと便利に活用できます。しかし今回のように穴が2つあいていると大変!ましてやこれが介護機器の場合だと取り返しのつかないことになりかねません。

 毎日何気なく使用する道具ほど、その「何気なく」に重大な落とし穴がぽっかりとあいているのではないか?と、日ごろからの点検と整備、そして正しい使用の重要性を痛感した出来事でした。

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