入所者のケアマネジメント学びました(ケアプラン部会:その5)
当協会高齢者ケアプラン研究部会が開いた研修会も終盤に入り、各グループかで話し合われた内容が、全体に発表されました。職員不足に関することにはじまり、個別ケアを見据えたケアプランの策定、他職種との連携、プラン変更のタイミング、職員指導、ターミナルケアのあり方などが各グループの代表から報告されました。「以前は家族が自由に施設内に入り、利用者と面会できていたのが、コロナ禍になってかなわなくなる中で、心身の状態変化を電話などで説明するのに、家族へ十分理解できていないのではないかと感じている」などの発表に、参加者一同、共感の表情を見せて聞き入っていました。
最後にグループの枠を超え、自由に意見交換する機会が設けられました。参加同士の熱いトークはとどまることを知らず、いつまでも情報の交換、問題意識の共有は続き、4年ぶりに集合形式で行われた研修会は非常に有意義なものとなりました。
「今日はケアプラン作成での悩みや認知症の入所者への対応方法など、意見を出し合え、共有できたでしょうか。悩みは尽きないと思いますが、今日のように話し合い、共有できる機会はあります。今後もそういった場をうまく活用していきましょう」と研修会を締めくくった増田代表に、参加者からは感謝の拍手がおくられました。
(おわり)