「快護の未来展2023」開催されました(協会後援イベントレポート:その3)
午後からは「2024年介護報酬改定~介護保健サービス、ケアマネジメントはどう変わるか?~」と題し、服部メディカル研究所の服部万里子代表取締役の特別講演がありました。服部代表取締役は、一般社団法人日本ケアマネジメント学会理事も務めておられます。
講演は介護保険制度の特徴、改定の経過と現状にはじまり、制度改正とケアマネジメント、そして今後の課題、という流れで進められました。現役ケアマネジャーとして日々尽力されている服部取締役の話は、現場の実体験、実感に基づいた実際的なもので、「疾患への対応は標準化できても、個々の利用者・患者の生活、価値観、環境、どう生きたいかは個別性があるので標準化は難しい」「介護保健サービスの要であるケアマネジャーのなり手がいない。受験者は激減し、募集しても来ない現状だが、ケアマネジメントは利用者の生活を支える重要なものだ」等の説明に、受講者は共感しながら聞き入っていました。
(つづく)