あげあげライジング(´∀`∩)↑age↑d

2013年1月23日|

 42歳。クルム伊達公子選手の快進撃に拍手喝采でした。全豪オープンテニスで最年長勝利記録を更新しました。クルム伊達選手の代名詞とも言えるライジングショット。ボールがバウンドして上がってくる所を打ち返すから、相手からすれば「えっ!?もう戻ってきたの( ゜Д゜)?」って感じでしょうか。しかも角度もついている上に、あの抜群のボールコントロールでライン上を狙われたら若い選手もお手上げなのではないでしょうか(,,゚Д゚)∩。誰にでもできる技ではありません。

 最年長勝利について116日の宮崎日日新聞には「コートでは相手が誰であろうと、私が何歳であろうと関係ない」というコメントが紹介されていましたが、全くその通りです。かつて世界ナンバーワンのシュテフィー・グラフ選手を相手に、あの強烈なフォアハンドを、ライジングショットで勢いそのままに、熨斗(のし)を付けて打ち返し続けて勝利した、あの感動の名場面をそのまま再現するような活躍ぶりを見てひとしおならぬ感動を覚えました。

 クルム伊達公子選手の活躍は、全仏、全英、全米とまだまだ続くものと期待されます。その快進撃はきっと彼女のプレイスタイル同様、ライジング。あげあげ(´∀`∩)age↑になるでしょう。宮崎でテレビ放送される試合が少ないのは残念ですが、応援していきたいと思います。

 さて、スポーツ界から一転して今度は文学界の最年長記録。第148回芥川賞に史上最年長となる75歳!の黒田夏子さんの「abさんご」が選ばれました。デビューは昨年といいますから2度ビックリです。

 117日の朝日新聞の「ひと」欄には、黒田さんが写真付きで紹介されていました。「前例の無いものが書きたい。新しさが目的ではなく、自分の表現したいことを表現できる書き方を見つけたいと思ってきた」というコメントが載っていました。大変失礼ながら、これが75歳の方の発言とは!!すごすぎる!!と少なからぬ驚きをもって読みました。そして我が身を顧みて、まだまだ頑張らなくては!と反省しました。

 「文章からカタカナや人名、固有名詞が消えていった。ひらがなを多様、しかも受賞作『abさんご』は横書きだ」と書いてありましたが、もちろんそれだけでは内容はわかりません。早く読んでみたい気持ちで一杯です。

 クルム伊達選手といい、黒田夏子さんといい、「最年長」として紹介されていますが、お二人とも「まだまだこれから!!」という強い意欲、熱意があるような印象を受けます。まさに「あげあげ」、まさに「ライジング」今後ますますのご活躍に期待するとともに、自らも「もう歳だから」などと年齢のせいにして努力を怠ることなく、頑張らなくてはならない!と思ったニュースでした。

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