元旦の日にはカマドに火を入れるな!?

2016年12月29日|

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 「宮崎県のことわざ・格言(宮崎県農業改良普及協会編、鉱脈社)」を読んでいると、「元旦の日はカマドに火を入れるな。掃き出すな」ということわざがありました。その理由は「いずれも福が逃げてしまうから」とのこと。そのため年の瀬の今頃はおせち料理作りをはじめ、新年の準備をせっせと行い、正月はのんびりと過ごしていたようです。

 現在はカマドのある家庭も珍しくなりましたし、お正月だからといって火を使わない、ということもあまりなくなったようです。おせちも「作るもの」から「買うもの」になってきているように思います。そしてコンビニをはじめ、元旦から開いているお店も少なくないどころか、初商を元旦にやって大勢の買い物客で賑わうなど、お正月の風景は時代とともに変わってきました。

 とはいうものの、新年を迎えるにあたり、年内に済ませておくべき事、準備しておくべき事は年内にやっておきたいものです。今日を含めて平成28年はあとあと3日。平成29年は「2」と「9」で「『福』の年」です。より多くの「福」が舞い込むよう、やり残しのないように準備して平成29年に臨みましょう。

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