平均寿命過去最高(2017年)

2018年7月27日|

 2017年の日本人の平均寿命が過去最高を更新しました。

7月21日付け宮崎日日新聞によると、これは7月20日、厚生労働省が公表した「簡易生命表」でわかったそうで、女性は87.26歳で前年比0.12歳の延び、男性は81.09歳で0.11歳の延びとのこと。また男女とも6年連続の延びとなったそうです。

主な国・地域と比較すると、女性は香港に次いで2位、男性は香港、スイスに次いで3位ですが、「医療技術の進歩もあり、今後も延びることは十分考えられる」との厚労省のコメントが紹介されていました。具体的には2017年生まれの人が将来がんや心疾患、脳血管疾患による死亡がゼロになったと仮定すると、平均寿命は女性で5.61歳、男性で6.81歳延びるとのこと。

これからも平均寿命が延び続け、皆が心身共に健康で、生きがいのある暮らし、人生を送れることは素晴らしいことです。記事には厚労省が算出した2016年の「健康寿命(※)」も載っており、女性74.79歳、男性72.14歳。「平均寿命との差をどれだけ詰められるかが課題」と記事が締められていましたが、医療技術の進歩はもとより、介護技術の向上も必要ですし、在宅生活を支援するための包括的ケアシステムの構築も重要だと思います。その拠点として、老健施設が果たすべき役割も今後ますます大切になってくる・・・そう感じた記事でした。

(※健康寿命:介護を受けたり寝たきりになったりせずに日常生活を送れる期間)

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