「相談員の役割」考える研修会開きました(在宅・支援相談研究部会:その2)

2023年7月26日|

研修はまず「地域に開かれた介護老人保健施設を目指して~支援相談員の役割を考える~」と題し、介護老人保健施設ひむか苑の事務長で、当協会の川越康史事務局長が講演を行いました。

(講師の川越事務局長)

「支援相談員は老健におけるエンジン。エンジンがかからなければ動きませんし、エンジンの回転数が上がれば、より早く、より強く動くことができます」と切り出した川越事務局長。老健がその使命である在宅復帰・在宅療養支援を行う上で欠かすことのできない地域・利用者家族との関係づくりや、施設内での多職種連携、ベッドコントロール等の要となるのは支援相談員であり、その役割の重要性を、施設管理者が理解することが大事だと説きました。

続いて老健の運営基準における支援相談員について、解釈通知等と照合しながらその配置基準や求められる学識経験等をおさらいした上で、「このように基準が定められていますが、皆さんの現場の業務と比較するとどうでしょうか。『誰の仕事かわからない仕事は相談員の仕事』と言われるくらい、支援相談員の担う業務は多岐に渡り、また施設の数だけバージョンがあるとも言われていますがいかがでしょうか」と会場を見渡すと、参加者はうなずきながら聞き入っていました。

(つづく)

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