レポート【ベトナム人材派遣に関する意見交換会】
ベトナムの人材開発会社、 リエンビエット人材開発株式会社 取締役会長、宮崎県福祉保健部長寿介護課長、そして当協会会長とで宮崎県の外国人介護人材の受入について意見交換を、このほど宮崎県庁で行いました。以下にそのレポートを掲載します。(リエンビエット会長はその後、河野知事を表敬)
最も気になっている、「ベトナムの方はどの国に行きたいと思っているか?」について「韓国、ヨーロッパが人気。残念ながら日本希望は少ない。」その理由はやはり、賃金。ニュース等で理解していたつもりですが、当事者の口から直接聞くと改めてショックを受けました。
また、ドイツでは賃金に加え、介護福祉士を取得するとEU内どこでも資格が使える事が大きな理由との事。
実習生の経済状況でも派遣国に差が出ている事実も確認。日本でも技能実習や特定技能の制度見直しの中間報告がこの5月に出たばかり。外国に負けない制度の改定が望まれます。
受入国は今後、インドネシアやネパール、インドになってくるかもしれません。
その他の話題も含め、1時間30分があっという間に過ぎました。
今回は元々、宮崎牛の輸出で繋がったお話で、リエンビエット人材開発株式会社の日本窓口は小林市です。宮崎県の推計では、令和7年に2,647人の介護人材の供給不足が見込まれている中、令和5年3月時点で外国人の介護人材受入数は235人という現状。本日のご縁を大切にし、介護人材の確保に努めていきます。
また、介護ロボ・ICTによる生産性向上を増々急がねばならない事を痛感しました。
行政には、未だ多くの文書作成が業務負担となっている点を受け止めて頂き、ペーパーレス化、電子化対応等、改善を強く希望します。
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