猫脚だにゃあ
実業団選手のレベルとして見れば、大した記録とは言えません。しかし、市民ランナーのそれとしてみれば、驚異的なものです。1キロあたり3分33秒91のペースを42.195キロずーっと続けるわけですから。市民ランナーの尊敬と羨望のまなざしを浴びる”サブスリー”、すなわち3時間を切る人でさえ、全市民ランナーの1%程度しかいないのに(これは1キロ4分15秒ペースです)、それより30分近く早いタイムだにゃあ、です。
テレビで観戦した猫選手の姿は、周囲の選手よりもひときわ小さいのですが、そのフォームは何とも綺麗で、ダイナミックでした。しかも沿道で応援する人達に手を振って、「ニャー、ニャー」と鳴きながら(?)のスマイルラン。さすが芸人!これは実業団選手にはできる芸当ではありません。もっとも、本業の「お笑い芸」がおもしろいか否かは別問題ですが(^_^;)・・・。
さてさて、突然ですが、写真は和室用のテーブル。すなわち「座卓(ざたく)」です。どうして急にこんな話をするのかって?実は猫ひろし選手と深―い関係があるのです。この座卓の脚の部分にご注目下さい。
ここの名前、ご存知でしょうか?案外知られていないかもしれないこの座卓の脚の名前は何かと申しますと・・・・・ドロドロドロドロドロドロ(ドラムロールの音です)・・・ずばり、「猫脚」だにゃあ!”ねこあし”と読みます。広辞苑をひもとくと、「(1)膳や机の脚の形状の一。上がふくらみ、中がややすぼまり、下が円くて低く、猫の脚に似たもの」とあります。いかがでしょうか?何となく猫の脚に見えてこないでしょうか?えっ?ミッキーロークのパンチに見える!?((+_+))このほか、「(2)猫のように足音を立てないで歩くこと」という意味も併記してあります。
しかし!!この『広辞苑』でさえも、あの猫選手の激走を目の当たりにした今、加筆を余儀なくされるかもしれません。すなわち、「(3)お笑い芸人、猫ひろしが”ニャー、ニャー”と鳴き、周囲に手を振りながらフルマラソンを疾走する様子およびその脚力。(4)小さくても大きく元気で楽しい走りで、人々に希望と感動を与える様子」と。
果たして広辞苑の「猫脚」の記載が変わるか否か!?それは猫選手がカンボジア選手とてロンドンオリンピックに出場するかどうかにかかっている・・・かにゃあ?それはともかく、今後の同国の選手選考の成り行きに注目したいです。