老いの春

2012年3月2日|

 「老いの春」という言葉があります。広辞苑には「(1)老後の春。また、晩春。(2)正月の祝い言葉。年をとって迎える新年を祝う」とあります。

 特にこの(2)の意味で使われる「老いの春」が好きです。それは、「老いる」ということを前向きに捉えているからです。「老練」、「老巧」、「老熟」、「老成」など、「老いる」ことをポジティブな意味合いに用いている言葉は色々ありますが、春の足音が聞こえて来るこの時期には、「老いの春」という言葉が思わず浮かび、心にお日様が当たって、ポカポカあったまるような、そんな気持ちになってきます。

 「誰しも老いるのはいやだが、それは長生きするための唯一の途(みち)なのだ」と言ったのは、フランスのノーベル賞作家、アナトール・フランス(『生きるヒントになる名語録728』、三笠書店)。洋の東西を問わず、「老いる」ことは決してネガティブなことばかりではないと説いている言葉に触れるにつけ、「そうだそうだヽ(^o^)丿」と合いの手を入れたくなります。

 ついでながら付け加えますと、モータリゼーションの現代社会。「老いる」が無くては自動車は言わずもがな、それだけではなく電車も飛行機も、自転車だって錆びついて、やくせんごつなります(=”役に立たなくなってしまいます”の宮崎弁)。そうです!錆を防ぎ、潤滑するために、「老いる」がなくてはだめなのです!絶対必要不可欠なのだぁーっ?(o)/!!・・・って、それはもしかして「オイル(oil)」のこと!?・・・<(_ _)>。お後がよろしいようで。

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