健康寿命初算出

2012年6月7日|

 「こんなん出でましたけどー(^o^)」という言葉が昔はやりましたが、覚えている方も多いのではないでしょうか。まさしく今回のニュースはそんな感じです。「健康寿命」が出ました。

 62日の宮崎日日新聞によると、健康寿命とは、「一生のうち、介護が必要だったり、日常生活に支障が出るほどの病気にかかったりする期間を除き、健康に日常生活を送れる期間」。世界保健機構(WHO)2000年に打ち出した概念とのこと。

そして、厚生労働省が初めて算出した2010年の健康寿命は、男性70.42歳、女性73.62歳。都道府県別にみると、宮崎県は男性71.06歳、女性74.62歳とありました。そして厚労省はこの「健康寿命を延ばす」方針で、具体的な目標を盛り込んでいくとのこと。健康寿命が延びるということは、それだけ健康的な生活が長く送れるということであり、生活の質、人生の質も向上するものと期待されます。

介護保険制度のもとで働いている私たちにとっても、「”介護を必要とせず、健康に日常生活を送れる期間”を延ばすこと」に注力していかなければならないと思います。そして、それと同じくらい、「介護が必要になったとしても(つまり、健康寿命を過ぎたとしても)、その人らしく、生き生きと生活を送ること」に全力で取り組んでいかなければならない、とも。そうなると、老健施設の果たすべき役割は、ますます重要になるのではないか、そう思ったニュースでした。

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