季夏(きか)

2013年8月27日|

  「季夏」と書いて「きか」と読む。『広辞苑』によれば「夏のすえ。晩夏」という意味です。気がつけば8月も今週いっぱいで終わり。鷺沢萌(さぎさわめぐむ)さんの短編集『少年たちの終わらない夜』(河出書房新社)の最後に『ティーンエイジ・サマー』という作品が収録されています。長い長い夏休みの終わりを、なんとも切ない気持ちで見送っていた学生時代を思い出して感傷的になってしまう名作です。そもそも例年ならば「夏が終わる」と聞くだけで、ちょっぴりさみしい気持ちになっていたのです。ただし、今年の夏は全然そうじゃない(-_-)

まったく、今年の夏はいつが「すえ」なのでしょうか?「夏に終わり」があるのでしょうか?月曜日はぐずついた天気だったものの、そう思ってしまうくらい、暑い夏が猛威を振るい続けています。個人的には近年、春と秋が短くなって、夏と冬が長くなってしまったように感じますが、こんなに暑い日が続いていると、「春夏秋冬」ではなく、「夏夏夏じゃないかと思ってしまいます。「夏夏夏」と、が三つ連ねて「げげげ」・・・って、鬼太郎か!?

冗談を言っている場合でもありません。まだまだ「夏のすえ」は見えてこないようです。利用者様の体調管理には十分留意しながら、仕事に励みましょう

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