全老健「ビギナー研修」開かれました

2015年11月4日|

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 (公社)全国老人保健施設協会(全老健)主催の「平成27年度ビギナー研修会【宮崎会場】」が1021日、宮崎市のニューウェルシティ宮崎で開かれました。

 全国各地で行われているこの研修会、本県での実施は今回が初めて。九州各県から51人の参加がありました。

 午前中はまず「苦情処理の実際」。リスクマネジメントの視点、苦情のとらえかた、利用者様・ご家族と介護者との視点の違い、連携の大切さ、リスク対策、記録の大切さ、初期対応、悪質クレーマー対処法など、事例を通して学びました。

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 次に「感染対策の実際」。マニュアルは効果的に活用されているか、老健施設の特徴と現状をしる、標準予防策、必要な対策と不必要な対策とは?職場での心の感染などをアウトブレイクからの振り返りを交えて学びました。

 そして「誤嚥と摂食嚥下障害のメカニズム」では、筋肉と同じ様に口腔機能の衰えを知る、きざみ食、ミキサー食の危険性、ミールラウンドの実施方法、口腔機能・嚥下機能評価、一つの事例からチームアプローチをしていく。口腔・栄養管理に係る取り組みの充実により、『食べることに価値があるのではなく、「食べることで笑顔になる」ことに価値がある。』ことなどを学びました。

 続いて行われたグループワーク「事故の対応について」は、9テーブルでのワールドカフェ方式で行いました。参加者同士で情報を交換でき、対策も知ることができました。

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最後に講師の先生より、業務で忙しい中かもしれないが、5分でも10分でも時間を作り、コミュニケーションも深めていくことが大切。大変なのは私たちの業界だけではない。老健施設の強みを生かしてほしい。事故はゼロには出来ないが、ゼロに向かっていくことが大切。今日学んだことを明日からの業務に活かしてほしい。と締められました。

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