ケアマネ更新研修スタート

2016年6月8日|

 平成28年度の介護支援専門員の更新研修が今年度も始まりました。平成184月の介護保険法改正により、介護支援専門員として必要な知識及び技術の向上、専門職としての能力の保持・向上を図るため、介護支援専門員資格の更新制(5年間)、及び研修の義務化・体系化が図られました。したがって、この年に介護支援専門員になられ、平成23年に更新研修を修了された方は、今度が2回目の更新研修となりますが、万一有効期間が切れた後に、新たな介護支援専門員証の交付を受けず、介護支援専門員としての業務に従事した場合は、介護支援専門員の登録が削除されることとなっていることから、この更新研修は非常に重要なものであると言えます。

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 531日に前期・後期3日ずつ、合計6日間のスケジュールでスタートした実務経験がない方を対象にした更新研修には、100名を越える受講者が会場である宮崎市民プラザに集まりました。全日程を欠かすことなく受講するとともに、前期と後期に間に課される自宅での個人実習を行わなければ、全ての受講が無効となり、来年度に再び研修を最初から受け直さなければならないとあって、会場は緊張した雰囲気に包まれていました。

 現在2018年度の介護報酬改定に合わせて、介護サービス計画作成の居宅介護支援(ケアマネジメント)の1割を自己負担にすることが検討されています。このことは全国で様々な議論を呼んでいますが、もしそうなれば、介護支援専門員の質的な向上がより一層求められてくるものと思われます。そのような状況下で行われているこの更新研修ですから、受講者は単に与えられた課題をこなして新たな有効期限の主任者証を手にするだけでなく、研修が意図している「必要な知識及び技術の向上、専門職としての能力の保持・向上」を目指そうという情熱を持って取り組んでいました。

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(↑会場のベランダに咲いていたブーゲンビリア。その花言葉の一つも「情熱」です)

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