褥瘡治療学びました(看護・介護部会、その1)

2014年6月16日|

(公社)宮崎県老人保健施設協会看護・介護研究部会は67日、宮崎市の古賀総合病院で研修会を開きました。会員施設などから126人が参加し、褥瘡(じょくそう)の予防や治療法について学びました。

この研修会は、同部会が昨年度開いた「褥瘡の予防」に関する研修会に続き、今年度はさらにその治療法まで踏み込んで学ぼうと開催したもので、会員老健施設のみならず、特養関係者なども多数参加し、会場は満席になりました。同部会の上村久美子委員長は「褥瘡の予防と治療は、それぞれの施設で取り組んでいかなければならない問題です。今日はしっかり学んでいきましょう」と挨拶しました。

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(↑挨拶する上村委員長)


講師には古賀総合病院皮膚科部長の津守伸一郎先生をお迎えしました。「今日は『褥瘡治療とラップ療法』というタイトルでお話しさせていただきます。私が医者になって26年になりますが、最初の頃と比べると、褥瘡の治療も段々変わってきました。最初はみんなそれぞれの考え方でやってきましたが、現在は体系立てて考えるような時代になり、またチーム医療として連携を取りながら治療するようになってきました。つまり現在は皆さんが仕事をされている在宅や施設などと、私達の病院とがうまく連携をとりながら、一人の患者さんを社会としていかに支えていくか、ということが重要になっている時代になっていると思います」と、在宅および施設と病院とが連携するとともに、それぞれが役割を十分発揮していくことが大事だと話し始めた津守先生。スライドには「褥瘡の予防とケアの地域連携」というタイトルと、その下には患者を取り囲むようにかかりつけ医(主治医)、病院、通所施設、訪問入浴、市町村、ケアマネジャー、栄養士、理学療法士、薬剤師、ホームヘルパー、家族、訪問看護、在宅褥瘡治療医が配置された模式図が示してありました。

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(↑津守先生)

参加者はひと言も聞き逃すまいと、真剣な表情で聴き入っていました。

(つづく)

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