高齢者の「薬」について学びました(支援相談員部会:その2)

2015年3月9日|

(支援相談員研究部会研修会:宮崎県薬剤師会常務理事、日南地区医薬分業支援センター会営薬局、松尾吉剛先生による講演、「高齢者に処方される薬の効果と弊害」つづき)

4章では薬の上手な使い方の説明で薬を飲むようになってから現れた体調の変化は加齢によるものと思い込まずに、医師、薬剤師に相談してくださいとのことでした。薬の起こることもあるので相談してくださいとのことでした。また一度処方した薬は薬局では引き取れず、他人の症状が同じだからと自分の薬をあげてしまうと処罰されるとのことでした。

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5章では薬局を上手につかいましょう の中で、複数の病院にかかっても薬局は同じ薬局で処方を受けてほしいとのことでした。もしくはお薬手帳を必ず利用し、どこの薬局でも現在飲んでいる薬が分かるようにすると重複投与など、防ぐこともできるとのことでした。

現在の薬局には積極的に在宅医療や介護についての相談に応じるようになっているので、相談に応じてくれないような薬局であれば別の薬局を利用してくださいとのことでした。

契約は必要ではあるが、訪問薬剤管理居宅療養管理として報酬も設定されているので積極的に利用をとのことでした。

全体を通して資料が分かりやすく先生の説明も非常に噛み砕いて話してくださっていたので分かりやすいものでした。松尾先生は「できるだけ他業種の人とかかわるようにしている薬剤師は他の業種の人と交わる機会が少ないから」と話されていました。できれば今回のような講演をいろんなところでできる機会があればと研修会終了後の懇親会でも話されていました。

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今回は老健職員が支援相談員18名、ケアマネ1名、介護職員1名 計20名、その他の事業所が居宅介護支援事業所5名、グループホーム6名、小規模多機能2名、有料老人ホーム1名、デイサービス2名、医療機関1名 計17名、合計で37名の参加でした。

〔支援相談員研究部会委員長 清 徳昭(むつみ苑)〕

(おわり)

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