認知症の方の権利擁護学びました(看護・介護部会:その2)

2015年3月17日|

 看護・介護研究部会が開いた「認知症の方の権利擁護」研修会。講師にお招きしたのは社会福祉法人凌雲特別養護老人ホームしらふじの施設長、浜砂貴美子先生。

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浜砂先生は福岡市内の病院に勤務されたあと、西都市西児湯医師会立西都救急病院(現 医療法人財団西都児湯医療センター)、潤和会記念病院、宮崎温泉リハビリテーション病院、介護老人保健施設ひむか苑などで勤務。特別養護老人ホームしらふじには2009年から勤務され、20134月から施設長に就任されました。その間、千葉大学大学院看護学研究科ケア施設看護システム管理学を修了(20123月)され、また社会福祉士、介護支援専門員、宮崎県認知症介護指導者などの資格も取得されています。そしてこの研修会を主催した(公社)宮崎県老人保健施設協会看護・介護研究部会の発足にも多大なるご尽力をいただきました。

 このように浜砂先生の豊富な知識や経験、研究を元に書かれた著書や執筆も多く、看護や介護に携わる多くの人に学びの機会を提供されています。

 

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【浜砂貴美子先生の著書・執筆】

〇「高齢者の転倒ケア(共著)」(医学書院、2001年)

〇「スタッフ早期戦略化 介護手順チェックリスト(編著)」(日総研出版、2007年)

〇「他職種から信頼される看護管理者の魅力とその実際(分筆)」(医学書院、2009年)

〇「入居者の意思・価値観を尊重した看取りを コミュニティケア」(看護協会出版会、2014年)

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 このような浜砂先生の講演を聞ける貴重な機会とあって、この日は県内はもとより、鹿児島県からの受講者もありました。

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「『権利擁護』というと、なにかむずかしい感じがするかもしれませんが、私たちがケアをする上で、その根幹となることですから、法的な部分も踏まえてみなさんと考えていきたいと思います」と話し始めると、会場は一気に熱気を帯びてきました。

(つづく)

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